概要 - シンボル ライブラリで記号を再利用する

ほとんどの記号は、事前設定して各記号に対応するシンボル ライブラリに保存できます。

多くの場合、シンボル ライブラリの記号をリボンから直接挿入できます。これらの記号は完全に設定済みであるため、図面に配置する際、ダイアログ ボックスは表示されません。頻繁に使用する記号を挿入する場合、この機能により作業時間を大幅に短縮できます。

リボンからアクセスできるライブラリの記号を次に示します。

リボンからアクセスできないライブラリのシンボルを次に示します。

シンボル ライブラリがない記号を次に示します。

記号をライブラリに追加するときは、記号に一意の名前を指定するよう求めるプロンプトが表示されます。名前が表示可能なスペースよりも長い場合は、ライブラリでは名前が切り詰められます。ただし、名前の上にポインタを移動すると、名前全体がツールチップに表示されます。また、ツールチップにその項目の設定のサマリが表示されます。

シンボル ライブラリ内の記号の削除、名前変更、修正を行ったり、いずれかの記号を既定に設定することができます。シンボル ライブラリを使用せずに記号を作成する場合は、関連するダイアログ ボックスの既定の設定が既定の記号から取得されます。既定を使用しないように選択することもできます。この場合、記号タイプごとの規則により記号の既定の設定がコントロールされます。

シンボル ライブラリは、別の図面から読み込むことができます。ただし、製図規格および読み込む記号の履歴が、両方の図面で同じである必要があります。

注: 次の条件が満たされている場合、同じ規格の別の履歴のシンボル ライブラリを読み込むことができます。
  • 読み込む図面が旧バージョンの AutoCAD Mechanical に保存した図面である。
  • 読み込もうとしている履歴が現在の図面に含まれていない。

読み込みプロセス時に、ライブラリ全体を置換するか、記号を追加するか、記号を上書きするかを選択できます。置換を選択した場合、AutoCAD Mechanical により現在のライブラリは削除され、読み込んだライブラリに置換されます。追加を選択した場合、同じ名前の記号が既に存在することが検出されると、読み込んだ記号名に数字を追加して、名前が変更されます。上書きを選択した場合、同じ名前の既存のテンプレートは、読み込んだテンプレートで上書きされます。