イベントに応答する前に、イベントを AutoCAD に登録する必要があります。イベントを登録するには、目的のタイプの新しいイベント ハンドラを作成してから、イベントを登録するオブジェクトに割り当てます。イベントの処理が完了したら、イベントの登録を解除して、他のリアクタとの競合を最小限にし、さらに AutoCAD がイベント ハンドラを維持するために必要なメモリと CPU 使用量を減らすことをお勧めします。
イベントを登録するには、イベント ハンドラをイベントに追加します。イベント ハンドラ オブジェクトには、プロジェクトで定義しておいたプロシージャが必要です。ほとんどのイベント ハンドラでは、2 つのパラメータを使用できるプロシージャが必要です。Object 型のパラメータと、イベントの戻り値の引数を示すパラメータです。イベントを登録するには、VB.NET の AddHandler ステートメントまたは C# の += 演算子を使用します。
次のコードは、SystemVariableChangedEventHandler 型のオブジェクトを持つ appSysVarChanged という名前のプロシージャを SystemVariableChanged イベントに登録します。appSysVarChanged プロシージャは Object と SystemVariableChangedEventArgs という 2 つのパラメータを受け入れます。SystemVariableChangedEventArgs オブジェクトは、イベントの登録時に変更するシステム変数の名前を返します。
AddHandler Application.SystemVariableChanged, AddressOf appSysVarChanged
Application.SystemVariableChanged += new SystemVariableChangedEventHandler(appSysVarChanged);
イベントの登録を解除するには、割り当てられているイベントからイベント ハンドラを削除します。イベントにイベント ハンドラを登録したときに使用した同様の構文を使用しますが、RemoveHandler または -= 演算子を使用する点が異なります。
次のコードは、SystemVariableChangedEventHandler 型のオブジェクトを持つ appSysVarChanged という名前のプロシージャを SystemVariableChanged イベントから登録解除します。
RemoveHandler Application.SystemVariableChanged, AddressOf appSysVarChanged
Application.SystemVariableChanged -= new SystemVariableChangedEventHandler(appSysVarChanged);