あるフォントの代替用、または AutoCAD が図面で指定したフォントを見つけられないときの既定として使用するフォントを指定できます。
図面の文字に使うフォントは、文字スタイルで決定されます。また MText の場合は、文字のセクションに適用される個々のフォント書式によります。
図面には、特定のフォントしか使用したくないこともありますし、使用したフォントを他のフォントに置き換えたいこともあります。こうしたフォント マッピング テーブルを使用すると、社内フォント規格を適用した、またはオフラインでの印刷を可能にできます。AutoCAD には、既定のフォント マッピング テーブルが添付されています。このファイルは、任意のテキスト エディタで編集できます。また、システム変数 FONTMAP を使用して、異なるフォント マッピング テーブル ファイルを指定できます。
その時点でシステム上に存在しないフォントを図面で指定すると、AutoCAD は代替フォントとして指定したフォントに自動的に置き換えます。既定では、AutoCAD は simplex.shx ファイルを使用します。必要に応じて、別のフォントも指定できます。代替フォントのファイル名を設定するには、システム変数 FONTALT を使用します。
文字スタイルでビッグ フォントが指定されている場合は、システム変数 FONTALT で文字スタイルに別のフォントを割り当てることができます。フォント マッピングは、フォント ファイルのペア(txt.shx と bigfont.shx)で行う必要があります。
図面を開いてもフォント ファイルが見つからない場合、AutoCAD は既定のフォント代替規則セットを適用します。