AutoCAD のイベントにはさまざまなタイプがあります。次に、一般的なタイプのイベントの一部を示します。
- Application: AutoCAD の終了、システム変数の変更、ダブルクリックの開始、モーダル状態の開始と終了に応答するイベント。
- Database: 図面の保存、オブジェクトの追加、削除、修正、ブロック参照の挿入、アタッチ、外部図面(外部参照)への変更に応答するイベント。また、システム変数の変更に対するドキュメント レベルのイベントがあります。
- Document: 図面の終了、AutoCAD のコマンドの実行、AutoLISP コマンドまたはステートメントの実行、システム変数への変更に応答するイベント。
- DocumentCollection: ドキュメントの作成および破棄、ドキュメントのアクティブ化または非アクティブ化、ドキュメントのロック モードの変更に応答するイベント。
- Editor: ユーザ入力の要求中の変更に応答するイベント。
- Graphics: ビューの作成と破棄、ビューの設定変更に応答するイベント。
- Plotting: レイアウトの印刷に応答するイベント。
- Publish: レイアウトのパブリッシュに応答するイベント。
- Runtime: モジュールのロードとロード解除、変数の変更または変更中に応答するイベント。
- Windows: ステータス バー、トレイの項目、パレット、情報センターの変更に応答するイベント。
イベントに応答するサブルーチンは「イベント ハンドラ」と呼ばれ、指定されたイベントが発生するたびに自動的に実行されます。 SystemVariableChanging イベントのシステム変数名など、イベントが返す引数に含まれる情報は、イベント ハンドラから SystemVariableChangingEventArgs オブジェクトに渡されます。