データ ショートカットは、参照用にオブジェクトを完全にコピーしたもので、1 つまたは複数の図面に挿入できます。
Autodesk Vault の必要性について判断に迷っている場合は、データ ショートカットから始めてください。後のプロセスで Vault を導入する場合は、独自のデータ ショートカット プロジェクトを Vault にインポートできます。このプロセスでは、データ ショートカットは Vault 参照に自動的に変換されます(サポートされているオブジェクト タイプの場合)。
データ ショートカットを作成できるのは、サーフェス、線形、縦断、パイプ ネットワーク、圧力管ネットワーク、およびビュー フレーム グループのみです。データベースを使用せずに、図面間の参照リンクを利用できるようになります。図面からデータ ショートカットを作成すると、プロスペクター ツリーの[データ ショートカット]ノードに表示されます。表示された位置でショートカットを右クリックすると、別の開いている図面に参照オブジェクトを挿入できます。

図 3: プロスペクター ツリー上で表示されるショートカット
参照元の図面のオブジェクトから、データ ショートカットの参照オブジェクトのジオメトリにアクセスできます。このジオメトリはソース図面でなければ修正できません。ただし、参照オブジェクトの表示スタイルやラベルは参照元の図面でも変更できます。
作業フォルダは単一の作業環境を表しており、1 つまたは複数のエンジニアリング プロジェクトに関連する図面およびデータ ショートカットをすべて含みます。プロスペクター ツリーの[データ ショートカット]ノードには、現在の作業フォルダからのショートカットしか表示されません。ショートカットはそれぞれ小さな XML ファイルで定義され、作業フォルダの[_Shortcuts]フォルダに保存されます。ほとんどのユーザはこの XML ファイルを操作する必要はありません。
ソース図面でオブジェクトが更新されると、アプリケーションのメイン画面および[プロスペクター]ツリーに、更新が通知されます。
詳細は、「データ ショートカットを使用する」を参照してください。