線形をポリラインから作成する際は、ポリラインの性質に合わせた手法をとります。図 1 に示すように、この場合の線形を作成するためのダイアログ ボックスには、[接線の間に曲線を追加]チェック ボックスがあります。

図 1: 線形作成のダイアログ ボックスの詳細
[接線の間に曲線を追加]チェック ボックスを選択した場合、2 本の直線セグメントが結合された自由曲線を持つ線形が得られます。この自由曲線は常に接線を保持するので、簡単に編集できます。入力したポリラインに円弧が含まれる場合、その円弧は線形内で固定曲線になり、編集時に接線を維持しません。この円弧を編集する必要がない場合は、固定曲線のままにしておきます。代わりの方法として、これらの固定曲線サブ図形を削除し、隣接する図形の間に自由曲線を挿入する手法があります。そうすると、線形を編集する必要がある場合でも自由曲線は接線を保持します。
設計ツールを使用して線形をレイアウトする場合、線分、曲線、および緩和曲線ツールの多さに圧倒されるかもしれません。適切に選択するためには、固定図形、片側固定図形、および自由図形の違いを理解しておくことが役立ちます。
設計コンテキストに最も適合する図形タイプを発見したら、利用可能な設計データ(既知の通過点、長さ、または半径が存在するかどうかなど)に基づいて適切な線分、曲線、緩和曲線、または組み合わせを選択できます。