トラバース解析のパスを作成する

トラバースは、測量ポイントを通るパスです。トラバースは、コントロール ポイントから始まり、他の測量ポイントを通過して、元のコントロール ポイントに戻るか(閉合ループ)、または別のコントロール ポイントで終わります(開放ループ)。これらのパスは、トラバース解析で使用されます。トラバース解析は、測量ポイントの位置と方向のエラーの量を決定するための方法です。この API にはトラバース パスを作成および確認するためのメソッドはありますが、トラバース解析を実行するためのメソッドは用意されていません。

ネットワーク内のすべてのトラバースのコレクションは、AeccSurveyNetwork.Traverses プロパティに格納されます。 1 つのトラバースは、AeccSurveyTraverse 型のオブジェクトによって表されます。新しいトラバースは、コレクションの Create メソッドを使用して作成します。 このメソッドでは、開始コントロール ポイントの ID 番号、そのポイントの後視、到達する最終コントロール ポイント、およびすべての中間ポイントの ID 番号が必要です。

次の例では、コントロール ポイント 3001 から開始し、ポイント 3002、3003、3004 と続き、開始コントロール ポイント 3001 に戻るトラバースを作成します。ユーザは、この閉合ループに基づいてトラバース解析を実行できます。

Dim oTraverse As AeccSurveyTraverse
Dim lStations(0 To 2) As Long
lStations(0) = 3002: lStations(1) = 3003; lStations(2) = 3004
Set oTraverse = oSurveyNetwork.Traverses.Create( _
  "Traverse_01", _
  3001, _
  3004, _
  3001, _
  lStations)