ポイント スタイルは、ポイントの作成方法を定義する設定をまとめたものです。これらの設定には、マーカー スタイル、マーカー色と線分タイプ、ラベル色と線分タイプが含まれます。ポイント オブジェクトは、ドキュメントに格納されている任意のポイント スタイルを使用できます。ポイントにスタイルを割り当てるには、そのポイントの CogotPoint.StyleId プロパティを使用します。既存のポイント スタイルは、ドキュメントの CivilDocument.Styles.PointStyles コレクションに格納されています。
また、カスタム スタイルを作成し、それらをドキュメントのポイント スタイル コレクションに追加することもできます。最初に、CivilDocument.Styles.PointStyles.Add() メソッドを使用して、新しいスタイルをドキュメントのスタイル リストに追加します。このメソッドは、既定のスタイルのすべてのプロパティが設定された新しいスタイル オブジェクトの ObjectId を返します。次に、必要に応じてこのスタイル オブジェクトを変更します。
PointStyle オブジェクトの表示設定は、スタイルのビュー モード(モデル、平面、縦断、横断)については、そのスタイルの GetDisplay*()、GetLabelDisplay*()、 GetMarkerDisplay*() メソッドを使用してアクセスします。
ポイント マーカー タイプは、PointStyle の MarkerType プロパティで設定され、記号、カスタム マーカー、または AutoCAD ポイント スタイルを使用できます。カスタム マーカーは、CustomMarkerStyle および CustomMarkersuperimposeStyle プロパティを使用して設定されます。記号マーカーは、MarkerSymbolName プロパティを使用して設定されます。このプロパティは、図面内の AutoCAD ブロック記号名を表す文字列です。
PointGroups に割り当てられたポイントは、PointGroup によってスタイルが変更されることがあります。変更されたスタイル ID は、LabelStyleIdOverride および StyleIdOverride プロパティを使用して調べることができます。
次の例では、新しいポイント スタイルを作成し、スタイル設定を調整して、スタイルをポイント cogoPoint1 に割り当てます。
// Create a point style that uses a custom marker, // a Plus sign inside a square. ObjectId pointStyleId = _civildoc.Styles.PointStyles.Add("Example Point Style"); PointStyle pointStyle = pointStyleId.GetObject(OpenMode.ForWrite) as PointStyle; pointStyle.MarkerType = PointMarkerDisplayType.UseCustomMarker; pointStyle.CustomMarkerStyle = CustomMarkerType.CustomMarkerPlus; pointStyle.CustomMarkerSuperimposeStyle = CustomMarkerSuperimposeType.Square; // Assign the style to a point object. cogoPoint1.StyleId = pointStyleId;