.NET の変更
このセクションでは、2015 リリースの AutoCAD Civil 3D .NET API の変更点について説明します。
線形
- SuperelevationCurveCollection クラスの新しい AddUserDefinedCurve メソッドが公開され、API を使用してユーザ定義の横断勾配摺り付け曲線を作成できるようになりました。詳細は、「ユーザ定義の横断勾配摺り付け曲線を作成する」を参照してください。
マテリアル解析および数量解析
- OpenPayItemFile(PayItemFileFormat fileFormat, System::String^ strPayItemFilePath, System::String^ strPayItemCategorizationFilePath)という新しい API が、QTOUtility クラスに公開されました。この API を使用して、積算費目ファイルをロードすることができます。
区画
- Centroid という新しいプロパティが、Parcel クラスに公開されました。このプロパティを使用して、区画の図心に直接アクセスすることができます。
パイプ ネットワーク
- ApplyRules() という新しい API が Part クラスに公開されました。この API を使用して、パイプや構造物にルールを適用することができます。
ポイント
- Autodesk.Civil.DatabaseServices.PointFileFormatCollection の列挙子が追加されました。
- 新しい Name プロパティが、PointFileFormat クラスに公開されました。このプロパティ名を使用して、ポイント ファイル形式の名前にアクセスすることができます。
- useNextPointNumSetting というパラメータが、CogoPointCollection::Add(...) に追加されました。このパラメータを使用して、ポイント コレクションに新しいポイントを追加するときに、[次のポイント番号]の設定を使用するかどうかを指定することができます。useNextPointNumSetting パラメータを True に設定すると、[次のポイント番号]の設定が使用されます。False に設定すると、次の適切な番号を取得するためにデータベースが検索されます。
注: [次のポイント番号]の設定は、[ポイントの識別情報]領域の CreatePoints コマンドの設定で確認できます。
横断
- LeftSwathWidth および RightSwathWidth という新しいプロパティが、Section クラスに公開されました。これらのプロパティを使用して、横断抽出ラインの左抽出幅および右抽出幅を取得または設定することができます。
COM の変更点
COM API を使用している場合、オブジェクトのバージョンを(AutoCAD Civil 3D 2014 で使用されていた 10.3 から)10.4 に更新する必要があります。公開されているオブジェクトとインタフェースは変わりませんが、既定で C:¥Program Files¥Common Files¥Autodesk Shared¥Civil Engineering 104 にインストールされている新しいライブラリを参照する必要があります。