垂直擁壁、または逆 T 型擁壁(垂直)

このサブアセンブリは、両側に垂直壁を配置し(つまり、どちらの側もテーパーされない)、底部にオプションのキーを配置した擁壁構造物を挿入します。

アタッチメント

アタッチメント ポイントは、擁壁が切土条件か盛土条件かによって変わります。盛土条件の場合、アタッチメント ポイントは擁壁の上部付近にあります。切土条件の場合、アタッチメント ポイントはフーチング付近にあります。

入力パラメータ

注: すべての寸法は、特に注記がない限り、メートルまたはフィート単位です。すべての勾配は、「%」記号によりパーセント勾配であることが示されていない限り、底辺 : 高さの比(例、4 : 1)です。

パラメータ 説明 タイプ 既定値
作成方向

サブアセンブリをアタッチメント ポイントの右側と左側のどちらに挿入するか指定します。

左側/右側 右側
壁の幅 壁の幅を指定します。 数値

0.958 ft

0.292 m

上部の高さ 壁上部と盛土内のフックまたは切土内の新しいフックの間の距離 数値

1.320 ft

0.40m

フーチングの土被り フーチング上部から壁後部の表層線分までの土被りの深さ、切土の場合はフーチング上部からフックまでの土被りの深さ 数値

1.667 ft

0.50 m

キー フーチングの下にオプションのキーを追加するように指定します。 ブール演算 はい

壁の高さは、フーチングの上面から、垂直面での地盤標高の高い方のアタッチメント ポイントまでの距離で決まります。フーチングの幅、壁の垂直面のオフセット、オプション キーの寸法、キーの中心の位置は、すべて壁の高さに応じて決まります。

ターゲット パラメータ

このセクションでは、図面のサーフェス、線形、縦断オブジェクトなど、1 つまたは複数のターゲット オブジェクトにマッピングすることが可能なサブアセンブリのパラメータを一覧表示します。詳細は、『AutoCAD Civil 3D ユーザ ガイド ヘルプ』の「」を参照してください。

パラメータ 説明 ステータス
壁の高さ [壁の高さ]の固定値を変更し、縦断を繋ぐ場合に使用します。標高を指定するターゲットとして、縦断、3D ポリライン、計画線、および測量図形の各オブジェクト タイプが使用できます。 オプション
ターゲット サーフェス 擁壁が切土条件か盛土条件かを決定する現況地盤サーフェス。ターゲットとして使用できるオブジェクト タイプはサーフェスです。 必須

出力パラメータ

なし

動作

このサブアセンブリは、左右いずれの側にも挿入できます。アタッチメント ポイントは、切土条件か盛土条件かによって異なります。盛土の場合、アタッチメント ポイントは、壁上部から下方向に[上部の高さ]パラメータで指定した距離で、表層が壁の内側と交差する位置になります。切土の場合、アタッチメント ポイントは、フーチング上部から上方向に[フーチングの土被り]パラメータで指定した距離で、表層が壁の内側と交差する位置になります。壁の高さは、[壁の高さ]または[縦断]の入力値によって決まります。

盛土の場合、壁面は道路の中心の方向に傾斜します。切土の場合、壁面は道路の外側の方向、つまり保持されている地面の方向に傾斜します。[キー]オプションを[いいえ]に設定すると、フーチングの基礎は 1 本の水平リンクになります。[キー]オプションを使用する場合は、オプションのキーを定義するためのリンクが挿入されます。

レイアウト モードの操作

レイアウト モードの場合、サブアセンブリが盛土条件だと想定して、入力パラメータの指定値を基に擁壁シェイプを描画します。

ポイント、リンクおよびシェイプ コード

次の表は、このサブアセンブリのポイント、リンク、およびシェイプ コードのうち、コードが割り当てられているものを一覧表示しています。このサブアセンブリのポイント、リンク、シェイプ コードのうち、コードが割り当てられていないものは表に含まれません。

ポイント/リンク コード 説明
P1 RW_Front  
P2 RW_Top  
P3 RW_Back  
P14 RW_Hinge  
P12 RW_Inside データム サーフェスの作成時にブレークラインとして使用される場合があります。
P5 RW_Outside データム サーフェスの作成時にブレークラインとして使用される場合があります。
L1、L2、L3 Top L1=P1 to P2; L2= P2 to P3; L3 = P3 to P14;
L4,L5,L6 Footing_Bottom L4 = P6 to P7; L5 = P8 to P9; L6 = 10 to 11;
S1 RWall  

コード図

盛土条件

切土条件