このサブアセンブリは、法面展開ポイントまで延長した路盤を含んだ舗装路肩を挿入します。 オプションとして、さまざまな副層の深さを減少させて、路盤マテリアルを選択したマテリアル層と調整することができます。
アタッチメント
アタッチメント ポイントは、舗装路肩の内端にあります。通常、この点は走行車線の外側の端にあります。
入力パラメータ
注: すべての寸法は、特に注記がない限り、メートルまたはフィート単位です。すべての勾配は、「%」記号によりパーセント勾配であることが示されていない限り、底辺 : 高さの比(例、4 : 1)です。
| パラメータ | 説明 | タイプ | 既定値 |
|---|---|---|---|
| 作成方向 |
サブアセンブリをアタッチメント ポイントの右側と左側のどちらに挿入するか指定します。 |
左側/右側 | 右側 |
| 路肩の幅 | アタッチメント ポイントから路肩ヒンジ ポイントまでの幅。 | 数値 |
2.4 m 8.0 ft |
| 横断勾配摺り付けの使用 | 基線線形に対して定義された横断勾配摺り付けからの勾配を使用するように指定します。 |
オプションのリスト:
|
[いいえ(N)] |
| [路肩勾配方向] |
路肩勾配がクラウンから離れるか、クラウンに近づくかを指定します。 |
オプションのリスト:
|
[クラウンから離れる] |
| 既定の路肩勾配 | 路肩サーフェスの既定の横断勾配。 この値は、横断勾配摺り付けを使用しない場合、または基線線形に対して横断勾配摺り付けを指定していない場合に使用されます。 | 数値 | -4.0% |
| 路盤法面展開のタイプ | 法面展開リンクについて、可変幅で固定勾配タイプにするか、可変勾配で固定幅タイプにするかを選択します。 | オプションのリスト: (a)[勾配を保持、幅を調整]、(b)[幅を保持、勾配を調整] | 勾配を保持、幅を調整 |
| 法面展開勾配/幅 | 法面展開リンクの固定幅または固定勾配(x : 1)の値。 | 数値、正 | 4 ( : 1) |
| 路盤横断勾配摺り付け | 基線線形に対して定義された横断勾配摺り付けからの勾配を使用するように指定します。 | オプションのリスト: (a)[いいえ]、(b)[外側路肩勾配]、(c)[内側路肩勾配] | いいえ |
| 既定の路盤勾配 | 路盤サーフェスの既定の横断勾配。 この値は、横断勾配摺り付けを使用しない場合、または基線線形に対して横断勾配摺り付けを指定していない場合に使用されます。 | 数値 | -4.0% |
| 表層 1 の深さ | 表層および表層 1 間の深さ(省略する場合はゼロ) | 数値、負の数字以外 |
0.025 m (0.083 ft) |
| 表層 1 と表層 2 のギャップ | 表層 1 と表層 2 の間で路盤マテリアルを調整するために表層 1 の深さを減少します。 | 数値、正 |
0.000m 0.000 ft |
| 表層 2 の深さ | 第 2 レベルの舗装マテリアルの深さ(省略する場合はゼロ) | 数値、負の数字以外 |
0.025 m 0.083 ft |
| 表層 2 のトリム | 路盤を調整できるように縮小した表層 2 のマテリアルの幅。 マテリアル層の片側の端の勾配は、路肩法面展開勾配と同じになります。 | 数値、正 |
0.4 m 1.32 ft |
| 表層 2 と基層のギャップ | 表層 2 と基層の間で路盤マテリアルを調整するために表層 2 の深さを減少します。 | 数値、正 |
0.01 m (.033 ft |
| 基層の深さ | 基層の深さ(表層 2 と基層の間; 省略する場合はゼロ) | 数値、負の数字以外 |
0.100 m 0.333 ft |
| 基層のトリム | 路盤を調整できるように縮小した基層マテリアルの幅。マテリアル層の片側の端の勾配は、路肩法面展開勾配と同じになります。 | 数値、正 |
0.4 m 1.32 ft |
| 路盤の深さ | 基層下部から測ったアタッチメント ポイントにおける路盤層の深さ1(省略する場合はゼロ) | 数値、負の数字以外 |
0.300 m 1.0 ft |
| 表土の厚み | 法面展開リンクに沿ってマテリアルのライニングの深さを指定します。ゼロの値を入力した場合、ライニング マテリアルは追加されません。 | 数値、負の数字以外 | 0.0 |
| 表土のシェイプ コード | 表土マテリアルのシェイプ コードを指定します。 | 文字列 | Topsoil |
| 表層 1 のシェイプ コード | 上部層(可能な場合は表土より下の)マテリアルのシェイプ コードを指定します。 | 文字列 | Pave1 |
| 表層 2 のシェイプ コード | 2 番目の層のマテリアル(基層より上)のシェイプ コードを指定します。 | 文字列 | Pave2 |
ターゲット パラメータ
このセクションでは、図面のサーフェス、線形、縦断オブジェクトなど、1 つまたは複数のターゲット オブジェクトにマッピングすることが可能なサブアセンブリのパラメータを一覧表示します。詳細は、『AutoCAD Civil 3D のユーザ ガイド ヘルプ』の「」を参照してください。
| パラメータ | 説明 | ステータス |
|---|---|---|
| 路肩の幅 | [路肩の幅]の固定値を変更し、路肩の端とオフセット線形を繋ぐ場合に使用できます。このオフセットを指定するターゲットとして、線形、ポリライン、計画線、および測量図形の各オブジェクト タイプが使用できます。 | オプション |
出力パラメータ
| パラメータ | 説明 | タイプ |
|---|---|---|
| 法面展開勾配 | 法面展開リンクの勾配 | 数値 |
| 法面展開オフセット | 路床法面展開ポイントのオフセット | 数値 |
| 法面展開の標高 | 路床法面展開ポイントの標高 | 数値 |
| 路肩の幅 | 舗装された路肩の幅 | 数値 |
| 路肩勾配 | 舗装された路肩の勾配 | 数値 |
動作
[路肩の幅]と[既定の路肩勾配]の指定値を基に、路肩の表層を、アタッチメント ポイントから外側の方向に挿入します。路盤リンクは、表層より下方向に[路盤の深さ]で指定した距離の位置を始点にしたアタッチメント ポイントから挿入します。
路肩の法面展開リンクは、固定勾配([法面展開の勾配を維持]が[はい])または固定幅([法面展開の勾配を維持]が[いいえ])のいずれかのオプションで挿入できます。固定勾配を使用すると、法面展開リンクが、路肩の外端から路盤リンクと交差するまで延長されます。固定幅を使用すると、路盤層が路肩の外端から法面展開の幅だけ延長され、法面展開リンクが路盤の端に接続します。
表土マテリアルに「正」の値を設定すると、法面展開リンクの直下の指定した厚さのところに、新しいマテリアル層が作成されます。厚さは、路肩法面展開リンクに対して垂直に計測されます。この層は、路肩の上部層から下部の法面展開リンクの路床まで延長されます。新しい層を作成するため、路肩の上部層の幅は、次の図に示すように調整されます。
表層 1、表層 2、および基層サーフェスが、路肩の法面展開リンクと交差するまで、表層と平行に指定した深さで挿入されます。
上記のトリム値に正の値を設定すると、各マテリアルがその分短くなり、マテリアルのサイド勾配が法面展開リンクと等しくなるように、下部リンクが決まります。
[表層 1 と表層 2 のギャップ]や[表層 2 と基層のギャップ]に正の値を設定すると、対応する層は、次の図に示すようにギャップで区切られます。
[表層 1 と表層 2 のギャップ]と[表層 2 と基層のギャップ]をゼロに設定すると、サブアセンブリは次のように描画されます。
副層のトリム値をゼロに設定すると、サブアセンブリは、路肩(全体延長)サブアセンブリと同様になります（オプションとして表土のライニング）。
レイアウト モードの動作
レイアウト モードの場合、このサブアセンブリは、既定のパラメータが割り当てられた路肩で構成されるリンクを表示します。
ポイント、リンク、およびシェイプ コード
次の表は、このサブアセンブリのポイント、リンク、およびシェイプ コードのうち、コードが割り当てられているものを一覧表示しています。このサブアセンブリのポイント、リンク、シェイプ コードのうち、コードが割り当てられていないものは表に含まれません。
| タイプ | コード | 説明 |
|---|---|---|
| P2 | EPS | 表層上の舗装路肩の端 |
| P3 | Daylight_Sub | 路盤法面展開ポイント |
| P5 | EPS_Pave1 | 表層 1 上の舗装路肩の端 |
| P7 | EPS_Pave2 | 表層 2 上の舗装路肩の端 |
| P9 | EPS_Base | 基層上の舗装路肩の端 |
| L1、L2 | Top | 路肩の表層 |
| L4 | Pave1 | |
| L5 | Pave2 | |
| L6 | Base | |
| L3 | Datum、 Subbase | |
| S1 | ユーザ定義のコード | ユーザ定義の路肩の上部層のコード(既定は Pave1) |
| S2 | ユーザ定義のコード | ユーザ定義の路肩の 2 番目の層のコード(既定は Pave2) |
| S3 | Base | |
| S4 | Subbase | |
| S5 | ユーザ定義のコード | ユーザ定義の表土マテリアルのコード(既定は Topsoil) |
コード図
