このサブアセンブリを使用すると、各マテリアル タイプにつき 3 つのサーフェス レイヤおよび切土法面を指定できます。
タイプ間で遷移する際は、小段を挿入することもできます。
アタッチメント
アタッチメント ポイントは、最初の切土または盛土法面の内側の端にあります。このコンポーネントは、右側または左側のどちらにもアタッチできます。
入力パラメータ
注: すべての寸法は、特に注記がない限り、メートルまたはフィート単位です。すべての勾配は、「%」記号によりパーセント勾配であることが示されていない限り、底辺 : 高さの比(例、4 : 1)です。
| パラメータ | 説明 | タイプ | 既定値 |
|---|---|---|---|
| 作成方向 | サブアセンブリを配置する側を指定します。 | 左側/右側 | 右側 |
| サーフェス 1 の切土法面 | サーフェス 1 のマテリアルに使用する勾配 | 数値、正 | 4 (:1) |
| サーフェス 2 の小段の幅 | サーフェス 1 およびサーフェス 2 間の小段の幅を指定します(省略する場合はゼロ)。 | 数値、正 | 0 |
| サーフェス 2 の小段の勾配 | オプションの小段の勾配を指定します。 | 数値、正 | 4 (:1) |
| サーフェス 2 の切土法面 | サーフェス 2 のマテリアルに使用する勾配 | 数値、正 | 2 (:1) |
| サーフェス 3 の小段の幅 | サーフェス 1 およびサーフェス 2 間の小段の幅を指定します(省略する場合はゼロ)。 | 数値、正 | 0 |
| サーフェス 3 の小段の勾配 | オプションの小段の勾配を指定します。 | 数値、正 | 4 (:1) |
| サーフェス 3 の切土法面 | サーフェス 3 のマテリアルに使用する勾配 | 数値、正 | 1 (:1) |
| 盛土法面 | 盛土条件の場合に使用される法面展開リンクの勾配 | 数値、正 | 4 (:1) |
| ライニングされたマテリアルの配置 | 法面展開リンクに沿ってオプション マテリアルのライニングを配置するよう指定します。[すべてのリンク]、[法面展開リンク]、[盛土リンクのみ]、[なし]から選択できます。 | 文字列 | なし |
| 勾配制限 1 | 関連するマテリアルのライニングが配置されるまでの勾配制限を指定します。 | 勾配 | 1 : 1 |
| マテリアル 1 の厚み | ライニングされたマテリアルの厚みを指定します。この厚さは、リンクに対して垂直に計測されます。 | 数値、正 | 12 インチ |
| マテリアル 1 の名前 | グレーディング リンクに沿ったライニングに適用するマテリアルの名前を指定します。 | 文字列 | 割栗石 |
| 勾配制限 2 | 関連するマテリアルのライニングが配置されるまでの勾配制限を指定します。 | 勾配 | 2 : 1 |
| マテリアル 2 の厚み | ライニングされたマテリアルの厚みを指定します。この厚さは、リンクに対して垂直に計測されます。 | 数値、正 | 6 インチ |
| マテリアル 2 の名前 | グレーディング リンクに沿ったライニングに適用するマテリアルの名前を指定します。 | 文字列 | 割栗石 |
| 勾配制限 3 | 関連するマテリアルのライニングが配置されるまでの勾配制限を指定します。 | 勾配 | 4 : 1 |
| マテリアル 3 の厚み | ライニングされたマテリアルの厚みを指定します。この厚さは、リンクに対して垂直に計測されます。 | 数値、正 | 4 インチ |
| マテリアル 3 の名前 | グレーディング リンクに沿ったライニングに適用するマテリアルの名前を指定します。 | 文字列 | 芝生帯 |
ターゲット パラメータ
このセクションでは、図面のサーフェス、線形、縦断オブジェクトなど、1 つまたは複数のターゲット オブジェクトにマッピングすることが可能なサブアセンブリのパラメータを一覧表示します。詳細は、『AutoCAD Civil 3D のユーザ ガイド ヘルプ』の「」を参照してください。
| パラメータ | 説明 | ステータス |
|---|---|---|
| [サーフェス 1] | 上部現況地盤サーフェス。ターゲットとして使用できるオブジェクト タイプはサーフェスです。 | 必須 |
| [サーフェス 2] | 最初のサブサーフェス。ターゲットとして使用できるオブジェクト タイプはサーフェスです。 | オプション |
| [サーフェス 3] | 2 番目のサブサーフェス。ターゲットとして使用できるオブジェクト タイプはサーフェスです。 | オプション |
出力パラメータ
| パラメータ | 説明 | タイプ | 既定値 |
|---|---|---|---|
| 法面展開オフセット | 法面展開ポイントのオフセット | 数値 | 法面展開オフセット |
| 法面展開の標高 | 法面展開ポイントの標高 | 数値 | 法面展開の標高 |
動作
盛土条件の場合、法面展開リンクは、盛土法面入力パラメータに基づく勾配でサーフェス 1 に挿入されます。切土条件の場合、サブアセンブリは最初に、サーフェス 3 の勾配を適用し交点を確認することで、サーフェス 3 の下側にあるか判定します。このプロセスは、追加の各サーフェスに対して繰り返されます。必要に応じて、サーフェス間でオプションの摺り付けがサーフェスの変更時に追加されます。ちょうど交差するサーフェスに対する小段の幅および勾配が使用されます。
AutoCAD Civil 3D 2010 およびそれ以前のバージョンでは、マテリアル厚さのパラメータは鉛直方向に測定したものでした。AutoCAD Civil 3D 2011 以降では、このパラメータは勾配側面に対して垂直に測定したものになります。したがって、それらのサブアセンブリを含む、AutoCAD Civil 3D 2010 またはそれ以前のバージョンで作成された図面を AutoCAD Civil 3D 2011 以降のバージョンで開いて、コリドーを再作成すると、そのパラメータはこの新しい方式を反映して変更されます。このサブアセンブリを使用する土量レポートはすべてこの新しい方式を反映して更新されます。
レイアウト モードの操作
レイアウト モードでは、このサブアセンブリは[サーフェス 1 の勾配]および[盛土法面]の入力パラメータを使用して表示されます。
ポイント、リンク、およびシェイプ コード
次の表は、このサブアセンブリのポイント、リンク、およびシェイプ コードのうち、コードが割り当てられているものを一覧表示しています。このサブアセンブリのポイント、リンク、シェイプ コードのうち、コードが割り当てられていないものは表に含まれません。
| ポイント、リンク、またはシェイプ | コード | 説明 |
|---|---|---|
| P1 | Hinge、Hinge_Cut、Hinge_Fill | ヒンジ ポイント法面展開リンクに上向きの勾配が含まれる場合は[ヒンジ_切土]を使用し、下向きの勾配が含まれる場合は[ヒンジ_盛土]を使用します。 |
| P2 | Daylight、Daylight_Cut、Daylight_Fill | 法面展開ポイント |
| P3-P6 | Daylight、Daylight_Cut | 法面展開ポイント |
| L1 | Top、Datum、Slope_Link | |
| L1 | Daylight、Daylight_Cut | 切土横断の法面展開リンク |
| L1 | Daylight、Daylight_Fill | 盛土横断の法面展開リンク |
| L2-L5 | Top、Datum、Slope_Link、Daylight_Cut | サーフェスの勾配へのリンク |
| L 最終 | Top、Datum、Daylight、Daylight_Cut | 最終リンク |
コード図
