排水溝に繋がる擁壁

このサブアセンブリは、舗装路肩、および既存の排水溝に繋ぐための特別な結合勾配を使用して、擁壁を挿入します。

また、壁の上部にオプションのバリア、フーチングの底部にオプションのキーを配置できます。

アタッチメント

アタッチメント ポイントは、路肩の内側にあります。

入力パラメータ

注: すべての寸法は、特に注記がない限り、メートルまたはフィート単位です。すべての勾配は、「%」記号によりパーセント勾配であることが示されていない限り、底辺 : 高さの比(例、4 : 1)です。

パラメータ 説明 タイプ 既定値
作成方向

サブアセンブリをアタッチメント ポイントの右側と左側のどちらに挿入するか指定します。

左側/右側 右側
路肩の幅 アタッチメント ポイントからの路肩の幅 数値、正

4.0 ft

1.33 m

表層 1 の深さ 表層 1 の深さ。表層 1 がない場合はゼロを入力します。 数値、正

0.083 ft

0.025 m

表層 2 の深さ 表層 2 の深さ。表層 2 がない場合はゼロを入力します。 数値、正

0.083 ft

0.025 m

基層の深さ 基層の深さ

数値、正

0.333 ft

0.1 m

路盤の深さ

路盤層の深さ

数値、正

0.3 m

1.0 ft

壁の幅 壁の幅を指定します。 数値

0.958 ft

0.292 m

フーチングの土被り フーチング上部から壁後部の表層線分までの土被りの深さ、切土の場合はフーチング上部からフックまでの土被りの深さ 数値

1.667 ft

0.50 m

キー フーチングの下にオプションのキーを追加するように指定します。 ブール演算 はい
バリアを使用 壁上部にバリアを使用するように指定します。 文字列、(a)はい、(b)いいえ はい
横断勾配摺り付けの使用

横断勾配摺り付け勾配を使用するように指定します。

選択リスト いいえ
勾配方向

路肩勾配がクラウンから離れるか、クラウンに近づくかを指定します。

選択リスト クラウンから離れる
既定の路肩勾配 シェイプ サーフェスの既定の横断勾配。この値は、横断勾配摺り付けを使用しない場合、または基線線形に対して横断勾配摺り付けを指定していない場合に使用されます。 数値、正 - 2.0%
歩道の幅 結合勾配上における歩道の幅 数値、正

3.300 ft

1.0 m

歩道の勾配 歩道リンクの勾配(勾配(%)または勾配(比)) 数値 25 %
盛土法面 歩道から結合ポイントまでの盛土リンクの勾配(比) 数値 2.00 : 1
法先の幅 排水溝ポイントから結合ポイント(排水溝の既存の内側の端)までの距離 数値、正

1.670 ft

0.5 m

壁の高さは、フーチングの上面から、垂直面での地盤標高の高い方のアタッチメント ポイントまでの距離で決まります。壁面が上方に向かうにしたがって後方に傾く勾配、フーチングの幅、壁の垂直面のオフセット、オプション キーの寸法、キーの中心の位置は、すべて壁の高さに応じて決まります。

ターゲット パラメータ

このセクションでは、図面のサーフェス、線形、縦断オブジェクトなど、1 つまたは複数のターゲット オブジェクトにマッピングすることが可能なサブアセンブリのパラメータを一覧表示します。詳細は、『AutoCAD Civil 3D ユーザ ガイド ヘルプ』の「」を参照してください。

パラメータ 説明 ステータス
路肩の端 縦断に繋ぐことにより路肩勾配を変更する場合に使用します。標高を指定するターゲットとして、縦断、3D ポリライン、計画線、および測量図形の各オブジェクト タイプが使用できます。 オプション
排水溝オフセット 結合ポイントを特定する際に使用する、排水溝の内側の端の縦断。このオフセットを指定するターゲットとして、線形、ポリライン、計画線、および測量図形の各オブジェクト タイプが使用できます。 必須
結合サーフェス 指定した排水溝と法先の幅を基準にして結合する現況地盤サーフェス。ターゲットとして使用できるオブジェクト タイプはサーフェスです。 必須

出力パラメータ

なし

動作

このサブアセンブリは、左右いずれの側にも挿入できます。設計時におけるアタッチメント ポイントは、走行車線の端になります。このポイントを起点に、このサブアセンブリの指定内容に基づいて舗装路肩を描画します。

フーチング上部の標高は、結合ポイントから歩道内側の端まで内側の方向に進み、フーチング外側の端のコーナーのオフセットで結合リンクから[フーチングの土被り]の値を差し引くことにより決まります。壁の高さ(H)は、路肩の外側の端とフーチングの上部の間で計算されます。[キー]オプションを[いいえ]に設定すると、フーチングの基礎は 1 本の水平リンクになります。[キー]オプションを使用する場合は、オプションのキーを定義するためのリンクが挿入されます。

注: 舗装層と壁の内側の間には、ごくわずかなギャップが残ります(0.001 m)。このギャップは、数量機能を使用したマテリアル解析に役立ちます(詳細については下の図を参照)。

レイアウト モードの操作

レイアウト モードの場合、サブアセンブリが盛土条件だと想定して、入力パラメータの指定値を基に擁壁シェイプを描画します。

ポイント、リンクおよびシェイプ コード

次の表は、このサブアセンブリのポイント、リンク、およびシェイプ コードのうち、コードが割り当てられているものを一覧表示しています。このサブアセンブリのポイント、リンク、シェイプ コードのうち、コードが割り当てられていないものは表に含まれません。

ポイント/リンク コード 説明
P2 Daylight  
P3 Walk_Edge 歩道の幅の端
P14 RW_Hinge  
P12 RW_Inside データム サーフェスの作成時にブレークラインとして使用される場合があります。
P5 RW_Outside データム サーフェスの作成時にブレークラインとして使用される場合があります。
L1、L2、L3 Top  
L2, L3 Wall  
L4,L5,L6 Footing フーチングの底部
L7 Pave1  
L8 Pave2  
L9 Base, Footing_Bottom  
S1 RWall  
S2 Barrier  
S3 Pave1  
S4 Pave2  
S5 Base  

コード図