AutoCAD Civil 3D には、図面内の選択したオブジェクトを一時的に非表示にするおよび表示することができる便利な機能があります。
この操作は、大きな図面の個別領域の作業に集中する場合や、一部のオブジェクトを表示したり非表示にする必要がある場合に行います。
次を行います。
- 非表示または表示するように設定したオブジェクトを作成します。
- オブジェクトを追加して設定した選択を微調整します。
- 選択した表示/非表示の設定で図面を保存します。
外部参照内のオブジェクトを選択表示する
外部参照を使っている場合でも、オブジェクトを非表示、選択表示できます。次の点を考慮してください。
- ホスト図面の外部参照全体を選択して、これを選択表示することができます。
- 外部参照内の個々のオブジェクトを選択表示するには、まず外部参照を開き、必要に応じていくつかのオブジェクトを選択表示、および非表示にしてから、その外部参照図面を保存し、外部参照を再ロードします。
- 外部参照をホスト図面内で REFEDIT を使って編集しているときは、外部参照内でオブジェクトを選択表示または非表示にすることはできません。XOPEN を使用し、外部参照内で必要な非表示/選択表示設定を保存する必要があります。
- ホスト図面の REFEDIT で編集している間は、外部参照で非表示オブジェクトを表示することができません。XOPEN を使用し、外部参照内で必要な非表示/選択表示設定を保存する必要があります。
選択表示されたオブジェクトを保存する
いくつかのオブジェクトを選択表示し、他のオブジェクトを非表示にして、図面を保存します。次回に図面を開くと、定義した選択表示設定で図面が表示されます。
たとえば、特定の表示設定を保存し、そのファイルを請負業者に渡せば、図面の特定の部分(その業者にとって必要な部分)だけが表示されることになります。別の図面内で外部参照として使用されている部分だけを表示するように設定して保存することもできます。
選択表示されたオブジェクトのある図面を保存するには、適切なオブジェクト選択セットを作成します。図面を保存します。選択表示設定は図面に保存され、図面を再度開くと、保存前の状態で表示されます。
注: 選択表示されたオブジェクトのある図面を配付する場合、図面の受取人が AutoCAD Civil 3D の同じバージョンで作業していることを確認してください。AutoCAD Civil 3D、AutoCAD、または Object Enabler の旧バーションで作業している受取人は、非表示オブジェクトを表示することができません。この場合は、オブジェクトの選択表示を終了して保存してから、図面を配布してください。