負荷制御を使用して粗取りするには(チュートリアル 4)

パーツを粗取りするには、[負荷制御]方法を使用して、余分な材料の大部分を除去します。

  1. リボンで、 [CAM]タブ [3D ミル]パネル [負荷制御] をクリックします。

[工具]タブ

  1. [工具]タブで、 ボタンをクリックします。
  2. 作成した[Tutorial4]ライブラリから、工具[#10 - Ø20 R1 mm ブルノーズ]を選択します。
  3. をクリックして、[工具ライブラリ]ダイアログを閉じます。

[図形]タブ

既定では、[負荷制御]方法では、ストックからモデルへすべての可能性のある材料を除去します。また、既定では、ストックはパーツよりもわずかに大きい長方形のボックスであり、モデルはパーツ内のソリッド ボディとして設定されます。ストックとモデルのどちらも、このチュートリアルの冒頭でセットアップに定義されています。

[図形]タブでは、既定のモデルと制限の設定、および工具方向をオーバーライドすることができます。この例では、セットアップで以前に定義された既定のストック、モデル、WCS の方向を使用でき、何も変更する必要はありません。

[高さ]タブ

既定の高さはパーツの深さ全体が加工されるように、図形に関連付けて設定されます。この操作では、パーツのフラット領域までのみ加工し、パーツの長方形のベースを省略します。

  1. [高さ]タブをクリックします。
  2. [ボトム高さ]ドロップダウン メニューから、[選択]を選択します。
  3. [ボトム基準]では、底面に沿っていずれかの頂点を選択します。

[パス]タブ

  1. [パス]タブをクリックします。
  2. [緩斜面領域を加工]チェック ボックスを有効にします。
  3. [最大緩斜面切削ピッチ]を 1 mm に変更します。
  4. [最大粗取り切込みピッチ]を 25 mm に変更します。
  5. [微小切込みピッチ]は 2.5 mm のままにします(このパラメータは、[最大粗取り切込みピッチ]設定に合わせて自動的に更新されます)。
  6. [フラット領域を検出]チェック ボックスを有効にします。
  7. [仕上げ代]グループで、[放射状仕上げ代]を 0.3 mm に設定します。
    重要: [軸方向の残し代]の値が[放射状仕上げ代]の値を反映するように自動的に更新されたことを確認します。

計算を開始する

  1. [操作]ダイアログ ボックス下にある をクリックするか、グラフィックス ウィンドウで右クリックしてマーキング メニューから[OK]を選択すると、自動的にツールパスの計算を開始します。

ツールパスが計算され、グラフィックス ウィンドウにプレビューが表示されます。



注: ツールパスが生成されているときは、[タスク マネージャ]ダイアログの[非表示]ボタンを押して、作業を続けることができます。[タスク マネージャ]を非表示にすると、ツールパスの計算がバックグラウンドで続行しますが、CAM ブラウザで進行状況を直接確認することができます。ほとんどの方法で、ツールパスのプレビューを生成中に確認することができます。問題があるかどうかを早期に確認でき、タスクを中止してパラメータを変更できるため、便利です。ダイアログ ボックスを復元するには、 [CAM]タブ [管理]パネル [タスク マネージャ] をクリックします。タスクを中止するには、[タスク マネージャ][中止] ボタンを押すか、またはCAM ブラウザで操作を右クリックしたときに[生成を中止]を選択します。[タスク マネージャ]の詳細については、ヘルプ トピック「タスク マネージャについて」を参照してください。

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