走査線仕上げを使用して加工するには

次の操作では、広く使用される仕上げ方法の 1 つである[走査線]方法について紹介します。パスは XY 平面に平行で、Z 方向のサーフェスに沿います。走査線パスは、緩斜面領域および切下げ加工に最も適しています。

  1. リボンで、 [CAM]タブ [3D ミル]パネル [走査線] をクリックします。

[工具]タブ

前の工具[#21 - Ø6 mm ボール]が選択されたままになっているはずです。

[図形]タブ

前の[輪郭]操作では、30~90 度の勾配範囲を対象としていました。0~35 度の加工で[走査線]操作を指定すると、これら 2 つの操作の間で 5 度のオーバーラップが生じます。

  1. [図形]タブをクリックします。
  2. [傾斜]チェック ボックスを有効にします。
  3. [傾斜終了角度]を 35 度に設定します。

    パーツの緩斜面領域(具体的には前の[輪郭]仕上げ操作で達しなかった 30 度未満の領域)には、仕上げが必要です。仕上げ済みである平坦なサーフェスに工具が接触しないようにするため、[回避サーフェス]機能を使用できます。

  4. [回避/接触サーフェス]チェック ボックスを有効にします。
  5. [回避/接触サーフェス]ボタンがアクティブであることを確認し、次の図に示すように、すべての平坦な面を選択します。


[高さ]タブ

  1. [高さ]タブをクリックします。
  2. [トップ高さ]ドロップダウン メニューから、[モデル トップ]を選択します。
  3. [トップ オフセット]を -1 mm に設定します。

[トップ オフセット]値がパーツの上面の下 1mm に設定された状態では、工具はパーツの内部キャビティのみを加工し、上側サーフェスは加工しません。

または、[回避サーフェス]の選択に上部サーフェスを含めている可能性もあります。

[パス]タブ

  1. [パス]タブをクリックします。
  2. [切削ピッチ]を 0.2 mm に変更します。
  3. [パス方向]を 45 度に変更します。

[リンク]タブ

  1. [リンク]タブをクリックします。
  2. [退避方法]ドロップダウン メニューから、[最小退避]を選択します。
  3. [セーフ距離]を 6 mm に変更します。
  4. [進入動作]グループの[移動タイプ]ドロップダウン メニューから、[直線]を選択します。

計算を開始する

  1. [操作]ダイアログ ボックス下にある をクリックするか、グラフィックス ウィンドウで右クリックしてマーキング メニューから[OK]を選択すると、自動的にツールパスの計算を開始します。

ツールパスが計算され、グラフィックス ウィンドウにプレビューが表示されます。



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