特定のサーフェスに対して干渉チェックしている際に、そのサーフェスへの接触を避ける必要が生じることがあります。この目的には、[回避/接触サーフェス]機能を使用することができます。多くの場合、[回避サーフェス]は加工境界よりも優先して使用されます。境界は、回避サーフェスの場合と同様に 2D の加工のみを制限し、3 D は制限しないためです。リンクの干渉チェックは、指定したモデル全体に対して行われるため、このオプションを使用することができます。
[図形]タブの[回避/接触サーフェス]を有効にすることにより、ほとんどの 3D 仕上げ加工法について回避サーフェスを指定することができます。
[回避/接触サーフェス]ボタンを使用することで、回避するサーフェスを選択することができます。
[クリアランス]値では、工具から回避サーフェスまでの許容最短距離を設定します。
回避サーフェスの使用例を次の図に示します。
回避サーフェスがなく、工具中心に対する加工境界があるツールパス
同じツールパスに回避サーフェスを追加。回避サーフェスは青で示されています。
[接触サーフェス]チェック ボックスを有効にすると、回避サーフェスの意味を反転することができます。有効にすると、回避サーフェスは特定のクリアランス内で接触する必要があるものとなり、残りのサーフェスは回避されます。
[接触サーフェス]オプション(既定では無効)
[接触サーフェス]を無効にした場合
[接触サーフェス]を有効にした場合