他の CAD システムで作成されたサーフェスには、矛盾したデータや不正なデータが含まれている場合があります。サーフェスをパラメトリック モジュールで使用する前に、このようなデータを修復する必要があります。最も確実な方法は、サーフェスをパーツ環境で使用する前に、コンストラクション環境で[クオリティ チェック]コマンドを使用して解析を行うことです。
コンストラクション環境とパーツ環境では、ステッチ コマンドの機能や結果が以下の点で異なります。
パーツ環境: パーツ環境ではサーフェスのみを使用します。
パーツ環境: サーフェス エッジの解析とマーク付けを行い、正常にキルトにステッチできるサーフェス エッジを明示します。専用のツールでデータ エラーを修復します。
パーツ環境: 正常にステッチされなかったサーフェスを含むすべてのサーフェスが、パーツ環境に置かれたままになります。
何百ものサーフェスをインポートする場合、たいていは、すべてのサーフェスをコンストラクション環境のキルトまたはソリッド ボディにステッチします。次に、これを単一ボディ(または必要に応じて数個のボディ)としてパーツ環境にコピーします。この場合は、[すべてのサーフェス]オプションを使用します。このオプションでは、処理速度を上げるために、選択した各サーフェスがグラフィックス ウィンドウ上でハイライト表示されません。[ステッチ]をクリックすると、ステッチ処理の進行状況がステータス バーに表示されます。
サーフェスを選択したら、サーフェスを解析してステッチできないサーフェスを識別し、ステッチが可能なサーフェスにステッチします。
コンストラクション環境で[ステッチ]を使用してサーフェスを解析すると、分析結果ではサーフェス エッジが色でマーク付けされて表示されます。
キルトを正しく作成するには、サーフェスを修復してギャップを取り除くか、正常なキルトの作成が可能な許容範囲内にエッジが納まっていることを確認する必要があります。