AutoCAD Map 3D のメンテナンス ワークスペースは、AutoCAD の図面および編集ツール、AutoCAD Map 3D の GIS 機能、エンタープライズ インダストリ モデルのデータベース機能を組み合わせています。設計、マッピング、顧客サービス、経営などの異なる部門が、複数のバージョンではなく 1 つの最新ソースを使用して作業できます。そのため、時間が短縮され、エラーが減ります。
エンタープライズ インダストリ モデルを使用している場合は、同時にワークフローと複数の インダストリ モデルの図面 に接続できます。
エンタープライズ インダストリ モデル プロジェクトはユーザのカスタマイズ作業環境です。プロジェクトには、作業に関連するフィーチャ クラス、ビジュアル化スタイル、およびワーク フローを含む 1 つまたは複数のインダストリ モデルがあります。プロジェクトは、ユーザのロールに合わせて適切なアクセス権も提供します。エンタープライズ インダストリ モデルを使用するには、プロジェクトを開きます。
表示モデルは 表示マネージャ を使用し、部門のニーズや要件に応じて異なる方法で同じデータを表示します。たとえば、ネットワーク エンジニアは、背景に土地の基盤情報があるネットワーク データを表示できます。同様に、業務マネージャは、メンテナンス スケジュールを反映して色分けしたアセットを表示できます。
システム管理者はフィーチャの表示を制御するスタイルと主題を定義します。各フィーチャ クラスは、関連するスタイルを持つ 1 つまたは複数の画層に関連付けることができます。スタイルを使用して、ユーザのニーズに応じて種々の方法で同じフィーチャを表示します。管、家、区画など、すべてのフィーチャ クラスはジョブ機能で必要とされる多くの方法でビジュアル化することができます。例:
[グラフィックス生成]コマンドを実行して、エンタープライズ インダストリ モデルでフィーチャ ジオメトリをマップに入力します。
フィーチャ作成コマンドはフィーチャ クラス別に整理されています。フィーチャ クラスを右クリックし、使用可能なすべての作成コマンドを表示します。新規ジオメトリのディジタイズ、ジオメトリのディジタイズおよびフォームへの属性データの入力、エンタープライズ インダストリ モデル フィーチャへの既存の AutoCAD ジオメトリの変換、または使用可能な作成ワーク フローの実行を行うことができます。
フィーチャを新規作成すると、フィーチャは自動的に適切なフィーチャ クラスに関連付けられます。フィーチャ クラスがトポロジの一部である場合、新しいジオメトリが組み込まれ、トポロジが更新されます。フィーチャ ルールは新しいフィーチャの整合性を確保します。システム管理者は必要な属性、および属性フォームで使用可能な属性を設定できます。
AutoCAD コマンドを実行して、フィーチャ ジオメトリを編集します。メンテナンス ワークスペースで、フィーチャ クラスを選択します。フィーチャ上にグリップが表示されます。変更はデータベースに即座に保存されます。
特定のフィーチャ セットを変更することもできます。フィーチャごとに、データベースで直接属性データを入力および改変するフォームを表示できます。フィーチャ クラスのフォームの表示、フィルタを使用したフィーチャのサブセットの検索、編集を行います。[グローバル アップデート]を使用して、セット内のすべてのフィーチャを更新します。フィルタを削除して、クラスのすべてのフィーチャを編集します。
メンテナンス ワークスペースには、データ作成の速度と精度を改善する ワークフロー が用意されています。ワークフローでは、一貫性を保つために標準化された手順を使用し、ビジネス規則を適用します。ジオメトリの作成時に、ワークフローから必要な属性データ フィールドを設定するように求められます。
このガイドでは、標準的なエンタープライズ インダストリ モデル機能について説明します。また、水道、下水道、ガス、電力の各ネットワーク、および土地管理に固有の業種別アプリケーションもあります。これらの垂直型アプリケーションには、このようなネットワーク管理に対応するデータ スキーマ、データベースのリレーションシップ、ユーザ定義可能なデータ制約、および ワークフロー など、共通する業種固有のデータベースが含まれます。
[生成されたエラーメッセージ]ダイアログ ボックスには多様なエラー メッセージが表示されます。一般的に、エラー メッセージのみで内容を理解できます。Oracle 関連のメッセージの場合、詳細については Oracle ヘルプで Oracle のエラー コードを検索してください。