スタイル定義で式を使用するには

計算テキスト プロパティ(TB_SQL)を作成するには

    次の例は、デモ データ セットを使用して再現できます。TB_SQL テキスト関数を使用して、土地利用フィーチャ クラスのスタイル設定の主題規則を定義します。計算プロパティを使用して、Oracle ビューを使用しないで領域スタイル設定を定義できます。

  1. メンテナンス ワークスペースで、エンタープライズ インダストリ モデル プロジェクトを開きます。
  2. 表示モデルを選択して、[グラフィック生成]をクリックします。
  3. [表示マネージャ]で、LANDUSE_TSUR などのフィーチャ クラスを右クリックします。
  4. [計算式を作成]をクリックします。
  5. [計算式を作成]ダイアログ ボックスで、LU_Type などの名前を入力します。
  6. [テキスト関数]をクリックし、[TB_SQL]をクリックします。
  7. 関数の後の括弧内に SQL コマンドを挿入します。テキスト文字列にアポストロフィを使用していることを確認してください。
    ’SELECT TO_CHAR(MAX(C.ID_TYPE)) FROM LANDUSE_TCEN m,LM_LANDUSE c
    WHERE C.FID=M.FID_CENTROID AND M.FID_TSUR=g.FID’

    この計算プロパティは、LM_LANDUSE 図心フィーチャ クラスに格納される土地利用タイプを提供します。

  8. [OK]をクリックして、計算プロパティを作成します。
  9. [表示マネージャ]で、フィーチャ クラスを右クリックし、[オブジェクト範囲ズーム]をクリックします。
  10. フィーチャ クラスを右クリックし、[スタイルを編集]をクリックします。
  11. スタイル エディタで、主題の規則を追加します。
  12. [式の作成と変更]ダイアログ ボックスで、[プロパティ]をクリックします。テキスト プロパティで、LU_Type などの計算プロパティを選択します。
  13. LU_TYPE = ’27’ などの規則を定義します。

    この規則は、LM_LANDUSE.ID_TYPE = 27 = Building Area 土地利用タイプを持つ土地利用ポリゴンのスタイルを設定します。

  14. 画層のスタイルを設定します。

計算テキスト プロパティ(TB_VARIABLE)を作成するには

    次の例では、TB_VARIABLE テキスト関数を使用して、建物のスタイルの主題規則を定義しています。

  1. メンテナンス ワークスペースで、エンタープライズ インダストリ モデル プロジェクトを開きます。
  2. 表示モデルを選択して、[グラフィック生成]をクリックします。
  3. [表示マネージャ]で、LM_BUILDING などのフィーチャ クラスを右クリックし、[計算式を作成]をクリックします。
  4. [計算式を作成]ダイアログ ボックスで、VARIABLE_BUILDING などの名前を入力します。
  5. [テキスト関数]をクリックし、[TB_VARIABLE]をクリックします。
  6. 関数の後の括弧内にキーを挿入します。

    テキスト文字列にアポストロフィを使用していることを確認してください。(’BUILDING’)

  7. [OK]をクリックして、計算プロパティを作成します。
  8. [表示マネージャ]で、フィーチャ クラスを右クリックし、[オブジェクト範囲ズーム]をクリックします。

    TB_VARIABLE には計算プロパティのキー値とユーザ ID を指定する必要があります。

  9. 1 つまたは複数の値を含む TB_VARIABLE を使用するには、次のような式を入力します。
    Instr (
      Concat(
      Concat( ',' ,
      TB_VARIABLE ('Highlight_List_Building' ) ),
      ',' ),
      Concat( Concat( ',', ToString( FID) ), ',' )
    )

TB_VARIABLE にキー値を追加するには

  1. インダストリ モデル エクスプローラの[システム テーブル]で、TB_VARIABLE を右クリックし、[フォームの表示]をクリックします。
  2. フォーム ツールバーで、[新しいレコード]をクリックします。
  3. 次のようにキー値を入力します。

    USER_ID: ユーザを指定します。TB_USER.ID を入力します。AutoCAD Map 3D では、このユーザがデータベースに接続した場合にのみ、変数が適用されます。他のユーザの場合、変数は有効ではありません。

    KEY: BUILDING など、計算プロパティで使用するキーを指定します。

    VALUE: キーの値を指定します。たとえば、特殊なスタイルを使用して表現したい特定の建物の FID を入力します。

計算プロパティを使用してフィーチャ画層のスタイルを設定するには

  1. [表示マネージャ]で、フィーチャ クラスを右クリックし、[スタイルを編集]をクリックします。
  2. スタイル エディタで、主題の規則を追加します。
  3. [式の作成と変更]ダイアログ ボックスで、[プロパティ]をクリックします。
  4. テキスト プロパティで、VARIABLE_BUILDING などの計算されたプロパティを選択します。
  5. VARIABLE_BUILDING = TOSTRING(FID) などの式を挿入します。
  6. [OK]をクリックします。