概要 - Excel から読み込む

Excel の点データを インダストリ モデル に読み込むことができます。Excel ファイル全体または選択した列から読み込みます。

Excel の読み込み

説明

[Excel 読み込み(ダイレクト)]

Excel ファイルからデータを読み込みます。

[Excel アップデート(ダイレクト)]

Excel ファイルからフィーチャ データを更新します。新しい値が Excel ファイルからロードされます。キー列に # 文字でマークを付けます。検索(検索条件 WHERE)に使用されるすべてのフィールドには、先頭に # 記号を付ける必要があります。Excel ファイルに # フィールドが含まれる場合、AutoCAD Map 3D では読み込みではなく更新が実行されます。

ヒント:

ポイント フィーチャ クラスの場合、点のジオメトリ データを読み込みまたは更新できます。Excel シートの列名として、GEOM.X と GEOM.Y を使用します。

ヒント:

2 桁形式の年を読み込む場合、2 桁の足りない数値が追加されます。たとえば、数値が 0 ~ 50 の場合、年は 20xx として保存されます。数値が 50 を超える場合、年は 19xx として保存されます。たとえば、50 は 2050、49 は 2049、51 は 1951 になります。

ヒント:

セルの範囲が選択されていない場合、または 1 つのセルのみが選択されている場合、セル A1 から検出された最終セルまでのセルが選択されます。通常、セルを選択する必要はありません。

Excel を使用した更新

Excel を使用して、 インダストリ モデル データを更新することもできます。

例 1: Excel テーブル

次に、フィーチャ クラス TREE を更新する例を示します。FID が Excel ファイルに表示されているすべてのレコードについて、属性 TREE_NAME が更新されます。

#FID TREE_NAME

1 oak

2 pine

Excel の読み込みによって次のコマンドが処理されます。

Update TREE set TREE_NAME='oak' where ID=1;
Update TREE set TREE_NAME='pine' where ID=2;

例 2: Excel テーブル

次に、フィーチャ クラス TREE を更新する例を示します。属性 CATEGORY は、TYPE に応じたより詳細な値を使用して更新されます。この例では、TYPE = 1 = oak、TYPE = 2 = pine と仮定しています。

#CATEGORY #TYPE CATEGORY

tree 1 deciduous tree

tree 2 conifer

Excel の読み込みによって次のコマンドが処理されます。

Update TREE set CATEGORY='deciduous tree' where CATEGORY='tree' and TYPE=1;
Update TREE set CATEGORY='conifer' where CATEGORY ='tree' and TYPE=2;