アプリケーション定義

アプリケーション定義によって、フレキシブル Web レイアウトのコンポーネントや、それらの配置方法を定義します。フレキシブル Web レイアウトは、ブラウザにロードされると、アプリケーション定義を使用してメニューやダイアログを設定します。アプリケーション定義は、ApplicationDefinition.xsd スキーマに従います。

Infrastructure Studio は、基になる XML の複雑な構造に対処できるユーザ インタフェースを搭載しており、アプリケーション定義の作成に最適です。Infrastructure Studio を使用することにより、新しいウィジェットを既存のフレキシブル Web レイアウトに追加したり、既存のウィジェットの再配置または修正を簡単に行うことができます。生成されたアプリケーション定義は、ApplicationDefinition リソースとして Infrastructure Map Server のサイト リポジトリに格納されます。

ただし、アプリケーション定義は外部形式で、サイト リポジトリ以外の場所に格納することもできます。通常のフレキシブル Web レイアウトは、ブラウザにロードされると、パラメータとして index.html に渡されるアプリケーション定義リソース名をチェックします。その名前が存在すると、そのアプリケーション定義がサイト リポジトリからロードされます。たとえば、「フレキシブル Web レイアウトのサンプル」で使用されているレイアウトは、次の名前を URL 内の GET パラメータとして渡します。

?ApplicationDefinition=Library%3a%2f%2fSamples%2f
FlexibleWebLayouts%2fExamples.ApplicationDefinition

ただし、アプリケーション定義のパスが index.html に渡されない場合、フレキシブル Web レイアウトは index.html と同じフォルダに配置されている ApplicationDefinition.xml ファイルを探します。

既定のテンプレートには、すべて ApplicationDefinition.xml ファイルが含まれています。このファイルはサンプルとしての使用を想定しており、サイト リポジトリに格納されている ApplicationDefinition リソースの内容を実際に表しているとは限りません。Infrastructure Studio を使用してフレキシブル Web レイアウトを変更すると、ApplicationDefinition リソースが変わりますが、外部の ApplicationDefinition.xml ファイルには影響ありません。