集合オプション

集合関数はメニューでは利用できません。集合関数は値のセットに作用します。集合関数は、ラスター、WFS、および WMS のプロバイダ(SpatialExtent 関数しか使用できません)を除く、すべてのデータ プロバイダに利用できます。

オプション 定義 構文

AVG

値の平均を Double データ型として返します。

オプション引数を指定することができます: ALL または DISTINCT。

入力例: AVG(Id)、AVG('all', Id)、AVG('distinct', Id)

AVG('all', Numeric_property)

AVG('all', Parcel_Value)

この例ではヌルまたは空のものを含めて Parcel_Value プロパティを持つすべての区域の平均値を見つけます。

COUNT

行数を Int64 データ型として返します。

オプション引数を指定することができます: ALL または DISTINCT。

例: COUNT(Id)、COUNT('all', Id)、COUNT('distinct', Id)

COUNT('optional_argument', Numeric_property)

COUNT('all', Parcel_ID)

この例ではヌルまたは空のものを含めて Parcel_ID プロパティを持つすべての行の数をカウントします。

MAX

入力パラメータと同じデータ型の最大値を返します。

オプション引数を指定することができます: ALL または DISTINCT。

入力例: Max(Id)、Max('all', Id)、Max('distinct', Id)

MAX('optional_argument', Numeric_property)

MAX('all', Parcel_Area)

この例ではヌルまたは空のものを含めて Parcel_Area プロパティを持つすべての区域で区域面積の最大値を見つけます。

MEDIAN

1 つの数値を取り、中央の値、または値をソートしたときに中央の値になる補間された値を返します。戻り値のデータ型は入力パラメータと同じになります。

連続分布モデルを仮定する逆分布関数を表します。

MEDIAN(Numeric_ property)

MEDIAN(Parcel_Value)

この例ではヌルまたは空のものを含めて Parcel_Value プロパティを持つすべての区域のメジアン値を見つけます。Parcel_Value が数値プロパティの場合、ヌルまたは空の値を持つ区域を含みます。

MIN

入力パラメータと同じデータ型の最小値を返します。戻り値のデータ型は入力パラメータと同じになります。

オプション引数を指定することができます: ALL または DISTINCT。

入力例: Min(Id)、Min('all', Id)、Min('distinct', Id)

MIN('optional_argument', Numeric_property)

MIN('all', Parcel_Area)

この例ではヌルまたは空のものを含めて Parcel_Area プロパティを持つ区域で最小の区域の面積を見つけます。

SPATIALEXTENT

画層内のすべてのジオメトリの可能な最小境界長方形を返します。

SPATIALEXTENT(ジオメトリ)

SPATIALEXTENT(ジオメトリ)

STDDEV

サンプル標準偏差を Double データ型として返します。

STDDEV(Numeric_property)

STDDEV(Parcel_Value)

この例ではヌルまたは空のものを含めて Parcel_Value プロパティを持つすべての区域の区域値の標準偏差を見つけます。

SUM

値の合計を Double データ型として返します。

オプション引数を指定することができます: ALL または DISTINCT。

入力例: Sum(Id)、Sum('all', Id)、Sum('distinct', Id)

SUM('all', Numeric_property)

SUM('all', Parcel_Value)

この例ではヌルまたは空のものを含めて Parcel_Value プロパティを持つすべての区域の区域値の合計を見つけます。