Fusion オブジェクトには次のメソッドが含まれます。
- registerForEvent( event_id, callback ) – Fusion 自体によって発行されたイベントに対して、コールバック関数を登録するために使用されます。ほとんどのイベントは、実際にはコンポーネントによって発行され、そのイベントを受け取りたい場合は、それぞれのコンポーネントに明示的に登録する必要があります。
- deregisterForEvent( event_id, callback ) – イベントに関連付けられたコールバックを削除するために使用されます。このメソッドは、コールバックが既に registerForEvent を介して登録されている場合にのみ呼び出すことができます。コールバックは、registerForEvent に渡されたものと同じ関数ポインタでなければなりません。bind() メソッドを使用して関数をオブジェクト インスタンスにバインドしている場合は、bind() の呼び出し結果への参照を保存し、後で deregisterForEvent を呼び出す予定がある場合に、その参照を使用して registerForEvent を呼び出す必要があります。
- initializeLocale( optional_locale ) – String.Translate を使用する予定がある場合に、window.onload 関数の開始時に呼び出す必要があります。
- ajaxRequest( scriptUrl, options ) – 必要に応じてリダイレクト スクリプトを使用するように scriptUrl を修正することにより、XmlHttpRequest を使用してサーバサイド スクリプトを呼び出すためのヘルパー関数。これは主に、コンポーネントによってサーバサイド スクリプトを呼び出して何らかのアクションを実行することにより、コンポーネントをさまざまなユーザの間で移動できるようにする必要がある場合に使用されます。Fusion API を使用しているカスタム JavaScript は、一般にこの関数を使用する必要はありません。オプションはプロトタイプの Ajax.Request に渡され、Ajax.Request の仕様に準拠する必要があります。
- getMapById( id ) – マップが作成された要素の ID によって、その Map コンポーネントへの参照を返します。この ID を持つ要素でマップが作成されていない場合は、null を返します。
- getMapByName( name ) – マップの名前によって、その Map コンポーネントへの参照を返します。要求さた名前のマップを持つ Map コンポーネントが存在しない場合は、null を返します。
- getMapByIndice( index ) – 要求されたインデックスにおけるマップを返します(インデックスはゼロが基準になります)。マップのインデックスは、Web Layout ファイルにおける他のマップとの相対的な位置によって異なります。
- getWidgetById( id ) – コンポーネントが作成された要素の ID によって、そのコンポーネントへの参照を返します。この ID を持つ要素でコンポーネントが作成されていない場合は、null を返します。
- getWidgetsByType( type ) – 指定されたタイプのすべてのコンポーネントへの参照がある配列を返します。指定されたタイプのコンポーネントが見つからない場合は、空の配列が返されます。
- getConfigurationItem( arch, key ) – 指定されたアーキテクチャおよびキーに関する Fusion の設定値を返します。
- getScriptLanguage() – アプリケーションのサーバサイド スクリプト言語を返します(「PHP」など)。フレキシブル Web レイアウトは、複数のサーバサイド スクリプト言語をサポートしています。サーバサイド スクリプトとのやりとりでは、すべて getScriptLanguage 関数を使用して、将来のバージョンとの互換性を確保する必要があります。
- error( code, message ) – エラーを発行します。アプリケーションは、FUSION_ERROR イベントの登録を行い、発生したエラーを通知させることができます。
次のメソッドは、計測の単位を処理します。詳細は、「単位」を参照してください。
- unitFromName( name ) – 計測単位の名前から計測単位の数値コードを返します。計測を処理するほとんどの関数は数値コードを使用します。
- unitName( code ) – 数値コードから計測単位の名前を返します。
- unitAbbr( code ) – 数値コードから計測単位の省略形を返します。
- toMeter( code, amount ) – 計測単位を指定の数値コードからメートルに変換します。
- fromMeter( code, amount ) – 計測単位をメートルから数値コードで表される単位に変換します。
- convert( fromCode, toCode, amount ) – 計測単位を別の計測単位に変換します。