Tomcat を設定する

Tomcat をインストールすれば、インストール手順により Tomcat とそのサポート ファイルが配置されます。

--prefix=Prefix オプションを build_apt.sh コマンドで使用した場合、ファイルは次の場所にインストールされます。

Prefix /webserverextensions/tomcat

アプリケーション開発に JSP を使用することを計画している場合は、Java JDK 5.0 以上をインストールする必要があります。インストール ファイルは http://java.sun.com/j2se/1.5.0/download.jsp から入手できます。

環境変数 JAVA_HOME を、Java をインストールする場所に設定します。JDK 5.0、update 6 の場合、次のようになります。

/usr/java/jdk1.5.0_06/

別のバージョンの JDK がインストールされている場合、このバージョンは別の場所にインストールされます。

インストール手順によって、Java Server Pages で使用するために Tomcat がインストールされ、設定されます。Tomcat のファイルは次の場所にインストールされます。

/opt/Autodesk/autodeskinfrastructuremapserver2015/webserverextensions/tomcat

mod_jk を使用して、Tomcat が Apache に取り付けられます。追加の参考資料については、次のサイトを参照してください。

http://tomcat.apache.org/connectors-doc/generic_howto/quick.html

mod_jk は build_apt.sh の一部としてソースから構築され、apache/modules フォルダにインストールされます。

mod_jk は webserverextensions/apache2/modules フォルダにインストールされます。

次のファイルが作成されるか、または build_apt.sh によって変更されます。

• Prefix /webserverextensions/apache2/conf/mapserver.conf

  mod_jk の設定用の追加指示文が、ファイルの末尾にある #Tomcat Integration セクションに追加されます。

• Prefix /webserverextensions/apache2/conf/workers.properties

  この新しい設定ファイルが、Tomcat との統合のために追加されます。

• Prefix /webserverextensions/tomcat/server.xml

  UTF-8 でエンコードされた URL を有効にする追加指示文が、既定の server.xml ファイルに追加されます。

• Prefix /webserverextensions/tomcat/conf/Catalina/localhost/mapserver.xml

  Infrastructure Map Server のこの新しい Tomcat コンテキスト ファイルは、Tomcat を www フォルダにポイントします。

これらのファイルに加えて、Tomcat の起動前に、次の環境変数が追加されます。

• export LD_LIBRARY_PATH= Prefix /webserverextensions/lib: Prefix /lib
• export JAVA_OPTS="-Djava.library.path=$LD_LIBRARY_PATH"

Tomcat を起動する前に

1. PHP Viewer 用の mapviewerajax と mapviewerdwf への Apache の別名を無効にします。
2. Java Viewer 用の mapviewerajax と mapviewerdwf のリダイレクションを設定します。

mapviewerajax と mapviewerdwfの PHP の別名を無効にするには

• apache2/mapserver.conf を編集します。次の行を削除するか、またはコメント アウトします。

  AliasMatch ^/mapserver2015/mapviewerajax/([^\?])(.*)$ 
     "/opt/Autodesk/infrastructuremapserver2015/www/
     mapviewerphp/\$1\$2"
  AliasMatch ^/mapserver2015/mapviewerajax/(.*)$ 
     "/opt/Autodesk/infrastructuremapserver2015/www/
     mapviewerphp/ajaxviewer.php\$1"
  AliasMatch ^/mapserver2015/mapviewerdwf/([^\?])(.*)$ 
     "/opt/Autodesk/infrastructuremapserver2015/www/
     mapviewerphp/\$1\$2"
  AliasMatch ^/mapserver2015/mapviewerdwf/(.*)$ 
     "/opt/Autodesk/infrastructuremapserver2015/www/
     mapviewerphp/dwfviewer.php\$1"
  

Java Viewer 用のリダイレクションを設定するには

1. apache2/mapserver-tomcat.conf を編集します。
2. ファイルの末尾に次の行を追加します。

   各 Redirect 指示文を、ファイルの 1 行にする必要があります。[コンピュータ名または IP] を、Web サーバの DNS 名または IP アドレスに置き換えます。localhost は使用できません。

   Redirect /mapserver2015/mapviewerajax/ 
      http://[machine name or IP]:8088/mapserver2015/mapviewerjava/
      ajaxviewer.jsp
   Redirect /mapserver2015/mapviewerdwf/ 
      http://[machine name or IP]:8088/mapserver2015/mapviewerjava/
      dwfviewer.jsp
   

Tomcat を起動するには

1. 次のフォルダに移動します。

   /opt/Autodesk/autodeskinfrastructuremapserver2015/webserverextensions/tomcat/bin/

2. コマンド プロンプトで、次のように入力します。

   ./startup.sh

3. Tomcat が正常にインストールされたかどうかを確認するには、次の URL でテストします。

   http://localhost:8088

   Tomcat ウェルカム ページが表示されます。

   http://localhost:8088/mapserver2015/mapviewerjava/fake.jsp

   これによって、Apache/Tomcat の統合が動作していることがテストされます。Tomcat 404 エラーが返されます。

   http://localhost:8088/mapserver2015/mapviewerjava/bufferui.jsp

   これによって、Java Web Extensions が動作していることがテストされます。「バッファを作成」というタイトルの HTML ページが表示されるはずです。

   http://localhost:8088/mapserver2015/mapviewerajax/bufferui.jsp

   これによって、リダイレクトが正常に行われていることが認証されます。「バッファを作成」ページが表示されるはずです。