ジャンプ先: 概要. 戻り値. フラグ. Python 例.

概要

colorEditor([hsvValue=[float, float, float]], [mini=boolean], [parent=string], [position=boolean], [result=boolean], [rgbValue=[float, float, float]])

注: オブジェクトの名前と引数を表す文字列は、カンマで区切る必要があります。これはシノプシスに示されていません。

colorEditor は、取り消し可能、照会可能、および編集不可能です。

colorEditor コマンドは、カラーを RGB または HSV で指定するためのモーダル ダイアログを表示します。引数が指定されていない場合の既定の動作では、黒の初期カラー(RGB 0.0 0.0 0.0)が表示されます。

コマンドはユーザのカラー成分値とともに、ダイアログが OK ボタンを押して消されたかどうかを示すブーリアン値を返します。colorEditor コマンドの戻り文字列に対応する代わりに、-rgb/rgbValue-hsv/hsvValue-r/result フラグを照会することで同じ情報を取得できます。

戻り値

string文字列のフォーマットは「float float float boolean」です。3 つの float 値はカラー成分に対応します。

最後の引数は、ダイアログの OK ボタンが押された場合は 1、キャンセル(Cancel)ボタンが押された場合は 0 です。

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

フラグ

hsvValue, mini, parent, position, result, rgbValue
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
rgbValue(rgb) [float, float, float] createquery
赤、緑、青に対応する 3 つの浮動小数点数の値で、すべて有効範囲は 0.0~1.0 です。このフラグを使用してカラー エディタ(Color Editor)の初期カラーを指定する、あるいはこのフラグを照会してエディタのカラー セットを調べることができます。
hsvValue(hsv) [float, float, float] createquery
色相の値が 0.0 ~ 360.0 で、彩度と値のコンポーネントが 0.0 ~ 1.0 の色相、彩度、と値のカラー成分に対応する 3 つの float 値。このフラグを使用してカラー エディタ(Color Editor)の初期カラーを指定する、あるいはこのフラグを照会してエディタのカラー セットを調べることができます。
parent(p) string create
ダイアログの親ウィンドウを指定します。ダイアログは親ウィンドウの中央に配置され、親ウィンドウの動きにつれて上下します。既定では、ダイアログは特定のウィンドウにはペアレント化されておらず、画面の中央に配置されます。
result(r) boolean query
この照会専用フラグは、ダイアログの OK ボタンを押した場合は true (真) を、押していない場合は false を返します。カラー エディタ(Color Editor)の表示直後にこのフラグを照会すると、colorEditor コマンドの戻り文字列に返されるブーリアン値と同じ値を返します。
mini(m) boolean create
小型のカラー エディタ モードを有効にします。
position(pos) boolean create
ダイアログのウィンドウ位置を指定します。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます フラグに複数の引数を指定し、タプルまたはリストとして渡すことができます。

Python 例

import maya.cmds as cmds

#    Example 1.
#
cmds.colorEditor()
if cmds.colorEditor(query=True, result=True):
	values = cmds.colorEditor(query=True, rgb=True)
	print 'RGB = ' + str(values)
	values = cmds.colorEditor(query=True, hsv=True)
	print 'HSV = ' + str(values)
	alpha = cmds.colorEditor(query=True, alpha=True)
	print 'Alpha = ' + str(alpha)
else:
	print 'Editor was dismissed'

#    Example 2.
#
result = cmds.colorEditor()
buffer = result.split()
if '1' == buffer[3]:
	values = cmds.colorEditor(query=True, rgb=True)
	print 'RGB = ' + str(values)
	alpha = cmds.colorEditor(query=True, alpha=True)
	print 'Alpha = ' + str(alpha)
else:
	print 'Editor was dismissed'