頂点またはCVの数が同じシェイプでも違うシェイプでもブレンドすることができます。
ブレンド シェイプ(Blend Shape)デフォーマを作成するときに、CV や頂点の数が異なるオブジェクトをブレンドする場合は、ターゲット シェイプ オプション(Target shape options)のトポロジのチェック(Check Topology)をオフに設定します。トポロジのチェック(Check Topology)の詳細については、デフォーマの作成 > ブレンド シェイプ(Create Deformers > Blend Shape)を参照してください。
オブジェクトの CV や頂点の数が同じで、それらの順位が異なる場合は、トポロジのチェック(Check Topology)をオンまたはオフのいずれに設定していても、オブジェクトはブレンドされます。ただし、ベース シェイプの CV の位置はターゲット シェイプの CV の位置に順位に沿って移動します。この移動によって、オブジェクトが予想通りにブレンドされない場合があります。したがって、ベース シェイプからターゲット シェイプにスムーズに移行するためには、両オブジェクトの CV の順位が同じであることを確認してください。
個々のオブジェクトのブレンドの他に、オブジェクトの階層同士をブレンドすることもできます。この場合、両オブジェクトの階層の子ノードの数と親子リレーションシップが同じであることを確認してください。
階層をブレンドする場合は、最初にターゲット シェイプの階層の親ノードを選択し、最後にベース シェイプの階層の親ノードを選択して、ブレンド シェイプを作成する必要があります。この場合、各親ノードはトランスフォーム(Transform)ノードでなくてはなりません。
ベース シェイプの各子ノードが、それに対応するターゲット シェイプの各子ノードにブレンドされます。どの子ノードがブレンドされるかは、アウトライナ(Outliner) (とハイパーグラフ(Hypergraph))の子ノードの順位で決まります。必要な場合は、アウトライナ(Outliner)を使用して階層内のオブジェクトの順位を変更してください。
通常、ブレンド シェイプは、ベース シェイプの複製を作成してその複製を変形し、それをターゲット シェイプとして使用する技法です。たとえば、顔のオブジェクトの複製を複数作成してそれらを変更し、微笑んでいる顔、しかめ面、泣き顔などに変更していくことができます。この技法を使用する場合は、ブレンド シェイプを作成する際にトポロジのチェック(Check Topology)のオプションをオンに設定しておいてください。これによって、ベース シェイプとターゲット シェイプの CV が同じ数かがチェックされます。トポロジのチェック(Check Topology)がオフに設定されていてCVの数が異なる場合、たとえば、目が鼻にブレンドされることがあります。トポロジのチェック(Check Topology)をオンに設定していると、各階層のメンバの CV がそれぞれ同数でなければブレンドされません。