ペアレント コンストレイント ワークフローの例

このワークフロー例では、サンプル アニメーションにペアレント コンストレイントを使用する場合について説明します。シナリオは、キャラクタが歩き、辺りを見回して立ち止まり、その後かぶっていた帽子を取って近くにあるテーブルに置くというものです。

1. キャラクタの頭部を選択して、次に帽子を選択します。
2. 帽子をキャラクタの頭部にペアレント コンストレイントし、コンストレイント オプションのオフセットの保持(Maintain Offset)をオン、ウェイト(Weight)を 1 に設定します。
3. 帽子を選択してから、チャネル ボックス(Channel Box)で頭部のウェイトを選択します。
   注:

   帽子を選択すると、ペアレント コンストレイントと、そのコンストレイントのターゲット ウェイトがすべてチャネル ボックス(Channel Box)に表示されます。

4. 頭部のウェイトを マウス ボタンでクリックし、表示されるメニューから選択項目のキー設定(Key Selected)を選択します。
5. キャラクタが歩行して辺りを見回し、立ち止まるように、キャラクタをアニメートします。
6. キャラクタが、腕と手を伸ばして帽子のつばに手を伸ばすようにアニメートします。
7. 手を選択してから、帽子を選択します。
8. 帽子を手にペアレント コンストレイントし、コンストレイント オプションのオフセットの保持(Maintain Offset)をオン、ウェイト(Weight)を 0 に設定します。
9. 頭部と手のウェイトをキー設定します。手順 3 と 4 を参照してください。
10. タイムラインに沿ってフレームを 1 つ先に進めます。
11. 頭部のウェイトを 0、手のウェイトを 1 に設定します。
12. 頭部と手のウェイトをキー設定します。手順 3 と 4 を参照してください。
13. 腕と手を、テーブルに帽子を置いているように見える位置にトランスフォームします。
14. 帽子の現行位置を静止位置に設定します。
15. 手のウェイトを 0 に設定して、ウェイトにキー設定します。
16. 手を、キャラクタの両脇にぶら下がったオリジナルの位置に戻るようにアニメートします。
    注:

    確実にウェイトとウェイトの間に補間がない(ウェイトがブレンドされず、1 と 0 の間で切り替わる)状態にしたい場合は、ウェイトの接線タイプをステップ(Stepped)に設定します。