コンストレイント > レスト位置の設定(Constrain > Set Rest Position)

レスト位置の設定(Set Rest Position)を使用すると、ターゲット ウェイトが 0 に設定されている場合の、コンストレイント対象オブジェクトのワールド空間上の位置を設定することができます。レスト位置により、ターゲット オブジェクトの最終位置に依存せずに、コンストレイント対象オブジェクトを制御することができます。レスト位置を設定することで、コンストレイント対象オブジェクトのターゲット ウェイトが 0 に設定されているとき、対象オブジェクトがシーン内の不自然な位置にとどまるのを防ぐことができます。

たとえば、1 冊の本をキャラクタの手にポイント コンストレイントした場合、キャラクタがその本をテーブルの上に置いたときの、テーブル上の本の位置をレスト位置として設定します。このようにレスト位置を設定すると、手のウェイトを 0 に変更したとき、本がモデルの手に戻ってしまうことがなくなります。本のターゲット(モデルの手)のウェイトは 0 に設定されます。これで、手が本の位置に影響を与えなくなります。キャラクタは本を手離す動作を続けてやがて向きを変え、テーブルから離れます。レスト位置を設定したので、本が元の手の位置にスナップされることはありません。