流体コンテナ内のプロパティ値を、変化しない値によってあらかじめ定義されたグラディエントとして設定することができます。グラディエントは Maya 内部で定義されるので、レンダー時の計算が不要です。したがって、グラディエントで定義した流体プロパティは、ダイナミック グリッドで定義した流体プロパティよりも高速にレンダーされます。
グラディエント形式の流体プロパティには、コンテナ全体にわたって定数値1 を設定するか(グラディエントなし)、X、Y、Z 軸に沿ってまたはコンテナの外側から中心に向かって 0~1 の値のグラディエントを設定することができます。これらの値をスケールすることはできますが、それ以外の方法で変更することはできません。
コンテナにグラディエントのコンテンツを追加するには
流体グラディエント オプション(Fluid Gradients Options)ウィンドウが表示されます。
代替方法
プロパティをダイナミックに動作させたい場合、そのプロパティのコンテンツの方法(Contents Method)をグラディエント(Gradient)やスタティック グリッド(Static Grid)ではなくダイナミック グリッド(Dynamic Grid)として定義する必要があります。また、速度(Velocity)のコンテンツの方法(Contents Method)をオフ(Off)にすることはできません。