流体サンプルを読み込む

Maya では、流体、海洋、池、すべてのエフェクトのサンプル ファイルを提供しています。それぞれのサンプル ファイルには、エフェクトを作成するのに必要な流体、ジオメトリ、シェーダ、ライト、キャッシュ ファイル、および環境が含まれています。サンプル ファイルはシーンに簡単に読み込め、変更せずに再生やレンダーを行うことができます。

サンプル ファイルを変更してエフェクトをカスタマイズすることができます。また、サンプル ファイルは、独自のエフェクトを作成する方法を理解するための学習ツールとして使用したり、単にアイデアを得る手段として使用したりできます。

流体エフェクトのサンプルを読み込むには

  1. ダイナミクス(Dynamics)メニュー セットで、流体エフェクト > 流体サンプルの取得(Fluid Effects > Get Fluid Example)を選択します。バイザー(Visor)流体サンプル(Fluid Examples)タブが開きます。
  2. 読み込むサンプルが保存されたフォルダをクリックし、プリセット アイコンをバイザー(Visor)からシーンにドラッグします。シーンにサンプル シーンが読み込みされます。
  3. 流体コンテナを選択し、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)を開きます。

    アトリビュート エディタ(Attribute Editor)の下部にある注(Notes)セクションに、流体エフェクトについての情報が表示されており、エフェクト構築の重要事項が挙げられています。

    通常、サンプル シーンには専用のパース ビューカメラが含まれます。シーンをバイザー(Visor)スウォッチで表示される通りにレンダーするには、そのカメラを使用する必要があります。たとえば、サンプル シーンの Perlin3DCloud.ma は Perlin3DCloudCam カメラを使用しています。レンダー ビュー(Render View)パース ビュー(persp)ではなく、レンダー > レンダー > Perlin3DCloudCam (Render > Render > Perlin3DCloudCam)を選択し、レンダーします。

    注: 物理計算シミュレーション流体のサンプルで意図どおりの動作をさせるには、サンプル作成時に使われたのと同じ時間単位でサンプルを使用する必要があります。これらのサンプルの注(Notes)セクションには、シミュレーション率のスケール(Simulation Rate Scale)を変更して目的の結果を再現する方法を示してあります。

    サンプルの中には、完全にインタラクティブで、時間単位を考慮しないエクスプレッションを含むものもあります。