アニメーションの再生では、シーン内のすべてのダイナミック オブジェクトについて、フレームごとにダイナミクスが計算されます。ダイナミック オブジェクトの状態は、位置や表示特性を指定した現在のアトリビュート設定の計算結果によって決定されます。先頭フレームを除いたすべてのフレームにおけるダイナミック オブジェクトの状態は、その前のフレームにおける状態に基づいています。Maya では、ダイナミック エフェクトは開始フレームから順番に計算されます。
ダイナミック オブジェクトの初期状態とは、アニメーションの先頭フレームにおけるアトリビュートの状態です。アニメーションを数フレーム再生した後に、その現在の状態を初期状態として使用することができます。
たとえば、エミッタがあり、そのエミッタがすでに特定の量のパーティクルを放出した時点からシーンを開始するとします。この場合、必要な量のパーティクルが放出される時点までシーンを再生し、その現在のアトリビュート値を初期状態として設定します。アニメーションを巻き戻して再生すると、パーティクルがすでに放出された状態でシーンが開始されます。
初期状態でダイナミック オブジェクトの現在のアトリビュート値を使用するには
初期状態でダイナミック オブジェクトすべての現在のアトリビュート値を使用するには
ストリーク(Streak)またはマルチストリーク(MultiStreak)パーティクルのモーションにキーを設定した場合、その現在の状態を初期状態として使用することはできません。