折り目ツール(Crease Tool)を使用して、ポリゴン メッシュ上でエッジと頂点に折り目を付けることができます。これによってポリゴン メッシュを修正し、ベース メッシュの解像度を上げ過ぎずにハードとスムーズ間で移行するシェイプを取得できます。
エッジまたは頂点のいずれかのセレクション モードになっているときには、 キーを押しながらオブジェクトをクリックして、折り目ツール(Crease Tool)を選択することもできます。
次のいずれかを選択します。
絶対(Absolute)設定をオンにすると、複数のエッジや頂点の折り目は同じになります。つまり、複数のエッジや頂点を選択して折り目をつけるときに、選択したエッジや頂点の中にあらかじめ折り目のついたものがある場合、操作の終了時に、選択したコンポーネントはすべて同じような折り目値になります。これが既定の設定です。折り目値の範囲は 0 ~ 7 です。7 の値は、コンポーネントに完全に折り目がついていることを示します。
相対(Relative)設定をオンにすると、複数のエッジや頂点の折り目は相互の関係において維持されます。メッシュ上の既存の折り目は維持しつつ、全体的な折り目の量を増減させる必要があるときは、この設定を使用します。
折り目付きコンポーネントまで延長(Extend to creased components)設定をオンにすると、折り目のついたエッジの選択範囲が、その選択範囲と接続された折り目まで自動的に拡張されます。これにより、すべての折り目を個別に選択する手間が省けます。頂点に折り目を付けているときには、このオプションによる影響はありません。
折り目ツールを使用しているときには、ビューポートにヘッドアップ ディスプレイ(HUD)が表示されます。ここには、折り目のモード(Mode)、現在の折り目値(current crease value)、およびメッシュ上の現在のサブディビジョン レベルで可能な最大折り目値(maximum crease value)が表示されます。モード(Mode)を相対(Relative)に設定すると、ヘッドアップ ディスプレイに表示される現在の折り目値(current crease value)は、これらのコンポーネントの現在の折り目設定に相対するオフセット値を示します。