グルームの編集をデルタ ファイルに保存する

キャラクタのグルームを作成するときに、ソースのディスクリプションが変更されないように XGD デルタ ファイルに編集内容を保存することができます。元のバージョンを保持しながら、グルームにショットベースの変更を加え、ディスクリプションに編集内容を段階的に保存するには、ワークフローでデルタ ファイルを使用します。

デルタ ファイルを有効にしてディスクリプションに編集内容を保存すると、Maya によって変更内容を保存する XGD デルタ ファイルが作成されます。このデルタ ファイルには、最後にシーンを保存してから加えた編集内容のみが保存されます。ディスクリプションに関連付けられているすべての設定とデータは保存されません。編集されたディスクリプションをプレビューまたはレンダリングすると、Maya に元の XGen コレクションと XGD ファイルが読み込まれます。

XGD ファイルは、ディスクリプションのパッチ バインド、プリミティブ タイプ(Primitive Type)、プリミティブのコントロール方法を変更するためには使用できません。

XGD デルタ ファイルに変更内容を保存するには

  1. アウトライナ(Outliner)で、コレクションを選択します。

    コレクションはこのアイコン で示されます。

  2. コレクション(Collection) アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、Xg をデルタとして書き出し(Xg Export As Delta)をオンにします。
  3. シーンを保存します。

    Maya がディスクリプションへの編集内容を含む XGD データ ファイルを作成します。XGD デルタ ファイルは、設定された Maya プロジェクトの scene フォルダに保存されます。それ以外の場合、XGEN コレクション ファイルと同じフォルダに保存されます。

    編集を削除するには、XGD ファイルを削除するか、別のフォルダに移動します。

    注: Xg をデルタとして書き出し(Xg Export As Delta)をオフにしてシーンを保存すると、Maya によってソースのディスクリプション(XGen ファイル)が上書きされます。