ラップ デフォーマは、まずラップ インフルエンス オブジェクトとして使用するオブジェクトを作成し、作成オプションを設定してから作成します。
デフォーマを作成した後で、変形可能オブジェクト ポイント(CV、頂点、ラティス ポイントなど)の数を変更しないように注意してください。ポイントの数を変更すると、予期しない変形結果が生じる可能性があります。デフォーマを使用する前に、変形可能オブジェクトのトポロジに問題がないか確かめてください。後でさらにモデリングする場合を考慮して、オブジェクトのコピーを保存しておくことをお勧めします。同様に、ラップ デフォーマの作成後に、ラップ インフルエンス オブジェクトのポイント(CV、頂点)の数を変更しないよう注意してください。
ラップ デフォーマを作成する前に、ラップ インフルエンス オブジェクトとして使用するオブジェクトを作成します。
ラップ インフルエンス オブジェクトとして使用するオブジェクトを作成するには
- ラップ インフルエンス オブジェクトとして使用する 1 つまたは複数の NURBS サーフェス、NURBS カーブ、またはポリゴン サーフェスをモデリングします。
CV や頂点のシェイプと配置は、ラップ デフォーマのデフォメーション エフェクトに影響するため、注意が必要です。通常、インフルエンス オブジェクトのポイント数(CVなど)は、変形対象のオブジェクトのポイント数よりも少なくします。
- ラップ インフルエンス オブジェクトとして使用する 1 つまたは複数のオブジェクトを配置します。ラップ インフルエンス オブジェクトのインフルエンスが及ぶように、変形させるオブジェクトの周囲にラップ インフルエンス オブジェクトを配置します。
- 複数のオブジェクトをラップ インフルエンス オブジェクトとして使用する場合は、この時点でそれらをグループ化します。ラップ デフォーマの作成前に、それらのオブジェクトをすべてグループ化する必要があるためです。ただし、ラップ デフォーマの作成後にラップ インフルエンス オブジェクトを追加することもできます。詳細については、ラップ インフルエンス オブジェクトを追加および除去するを参照してください。
ラップ デフォーマを作成するには
- 変形するオブジェクトを選択します。
- Shift キーを押しながらラップ インフルエンス オブジェクトとして使用する、既に作成済みのオブジェクト(またはオブジェクト グループ)を選択します。
- デフォーマの作成 > ラップ(Create Deformers > Wrap) >
を選択します。 ラップの作成オプション(Create Wrap Options)ウィンドウが表示されます。
- 作成オプションを設定します。
詳細については、デフォーマの作成 > ラップ(Create Deformers > Wrap)とデフォーマ オプションの詳細設定(Advanced)を参照してください。
- 次のいずれかを実行します。
- ラップ デフォーマを作成する場合は、作成(Create)ボタンをクリックします。オプション ウィンドウを閉じます。
変形対象の各オブジェクトに、それぞれラップ デフォーマ ノードが作成されます。また、各ラップ インフルエンス オブジェクトにラップ ベース オブジェクトが作成されます。ラップ ベース オブジェクトのリストは、アウトライナ(Outliner)で参照できますが、既定では表示されません。複数のインフルエンス オブジェクトをグループ化して使用している場合には、ベース オブジェクトがインフルエンス オブジェクトと同じグループ内に配置されることに注意してください。
作成に要する時間は、変形可能オブジェクトとラップ インフルエンス オブジェクトの数と解像度に応じて異なります。
- ラップ デフォーマを作成せずに作成オプションを保存する場合は、編集(Edit)から設定の保存(Save Settings)を選択します。オプション ウィンドウは開いたままになります。
- 既定の作成オプションに戻すには、編集(Edit)から設定のリセット(Reset Settings)を選択します。オプション ウィンドウは開いたままになります。
- ウィンドウを閉じるには、閉じる(Close)ボタンをクリックします。
ラップ デフォメーション エフェクトを作成するには
- ラップ インフルエンス オブジェクトを移動、回転、スケールします。
- ラップ インフルエンス オブジェクトのポイントを動かします。
- ラップ インフルエンス オブジェクトに追加したチャネルを編集します。また、ラップ デフォーマのチャネルを編集します。