フェノメナ

フェノメナとは mental ray for Maya のコンポーネントです。一見シェーダのようで機能も似ていますが、カスタム シェーダとは違い、C 言語や C++ のプログラミング知識がなくても作成できます。

フェノメナを作成するには、構築済みのシェーディング ネットワーク(またはその一部)と特定のアトリビュートを書き出します。作成したフェノメナはシェーダと同じようにノードとしてシェーディング ネットワークの構築に使用でき、保存、ロード、書き出しなども実行できます。また、独自のアトリビュート エディタ(Attribute Editor)テンプレートを記述し、アイコン、スウォッチ、ヘルプ ファイルを追加できます。詳細と実例については、devkit をご覧ください。

フェノメナ:

• 使用すると、カスタム シェーダを作成するより簡単にオブジェクトに凝った外観を与えられます。
• 制作の早い段階で作成しておいて、後で必要に応じて調整したり、カスタム シェーダにコード変換したりすることも可能です。
• Maya ユーザに提供する調整可能なアトリビュートの数とタイプを制限できます。これによってパレットが統合できると共に、得られる外観により多彩なコントロールを加えられるようになります。

作成済みのフェノメナ

ノード ファクトリから書き出し済みのフェノメナを検索および生成するためには、ファイル(my_phenomenon.mi など)を、環境変数 MI_CUSTOM_SHADER_PATH に指定したディレクトリに書き出す必要があります。この環境変数の既定値は、C:¥Program Files¥Autodesk¥Maya2015¥mentalray¥shaders¥include です。