プラグイン マネージャ(Plug-in Manager)

プラグイン マネージャ(Plug-in Manager)は、Maya にロードされるプラグインを管理します。頻繁に使用するプラグインは、常に Maya にロードしておくことができます。プラグイン マネージャ(Plug-in Manager)を起動すると、プラグインのパスの全ディレクトリが検索され、使用可能なプラグインのリストが表示されます。

プラグイン マネージャ(Plug-in Manager)を開くには、メイン メニューバーからエディタ > 設定/プリファレンス > プラグイン マネージャ(Editors > Settings/Preferences > Plug-in Manager)を選択します。

プラグインは、Maya の機能を拡張するためのモジュールです。たとえば、各種ファイル フォーマットの読み込みと書き出しに使用するファイル トランスレータは、プラグイン機能です。専用のプラグインを作成または購入すると、特定のジョブに合わせて Maya をカスタマイズすることができます。

プラグインによって、次の機能を追加することができます。

Maya に同梱されるプラグインのリスト」も参照してください。

すべてに適用(Apply To All)
  • すべてに適用/ロード(Apply To All/Loaded)ボックスにチェックを付けると、すべてのプラグインが現在のセッションに一括してロードされます。
  • すべてに適用/自動ロード(Apply To All/Auto load)ボックスにチェックを付けると、Maya の次回起動時にすべてのプラグインが自動的に一括してロードされます。

すべてに適用(Apply To All)ボックスをオフにすると、プラグインが一括してアンロードされます。

注: 各プラグイン フォルダには、独自のすべてに適用(Apply To All)があります。すべてに適用(Apply To All)は、現在のプラグイン フォルダにあるプラグインにのみ適用されます。すべてのプラグインをロードする場合は、それぞれのプラグイン フォルダのすべてに適用(Apply To All)ボックスにチェックを付ける必要があります。
ロード(loaded)

オンにすると、現在の Maya セッションにプラグインをロードします。

自動ロード(Auto Load)

オンにすると、Maya の次回の起動時にプラグインを自動的にロードします。

情報アイコン

特定のプラグインの情報を表示するには、プラグインをロードして、プラグインの横にある i アイコンをクリックし、プラグイン情報(Plug-in Information)ウィンドウを開きます。

プラグイン情報(Plug-in Information) ウィンドウ

このウィンドウは、プラグイン マネージャ(Plug-in Manager)のプラグイン名の横にある アイコンをクリックすると開きます。

Maya は現在のプラグインのリストをキャッシュします。新規プラグインを追加した場合は、リフレッシュ(Refresh)をクリックしてすべての変更を更新します。

選択したプラグインについて次の情報が表示されます。

名前(Name)

プラグインの名前を表示します。Linux では、プラグインの拡張子は .so です。Windows では、プラグインの拡張子は .mll です。Mac OS X では、拡張子は .lib です。

パス(Path)

ファイルの格納場所です。

  • Linux の既定のプラグインの場所: /usr/autodesk/maya<バージョン>/bin/plug-ins
  • Windows の既定のプラグインの場所: ドライブ:¥Program Files¥Autodesk¥Maya<バージョン>¥bin¥plug-ins
  • Mac OS X の既定の場所: /Applications/Autodesk/maya<バージョン>/Maya.app/Contents/MacOS/plug-ins/Users/Shared/Autodesk/maya/<バージョン>

    Maya は、これら両方の場所の有効なプラグインをチェックします。

ベンダー(Vendor)

プラグインのベンダー名を表示します。

プラグイン バージョン(Plug-in Version)

プラグインのバージョン番号を表示します。

API バージョン用(For API Version)

プラグインがコンパイルされた Maya API (Application Programmer Interface)のバージョンを表示します。

注:

Maya の特定バージョン用にコンパイル済みのプラグインは、そのバージョンより前または後のバージョンにはロードすることはできません。つまり、プラグインが Maya 2011 用に作成された場合、そのプラグインは Maya 2015 では動作しません。サービス パックはそのメジャー バージョンと互換性があります。たとえば、Maya 2012 用にコンパイルされたプラグインは、Maya 2012 サービス パックで動作します。

自動ロード(Auto Load)

プラグインが自動ロードに設定されているかどうかを示します。

ロード(Is Loaded)

プラグインが現在ロードされているかどうかを示します。

プラグイン機能(Plug-in Features)

コマンド、ディペンデンシー ノード、ファイル トランスレータなど、プラグインによって追加された機能のリストを表示します。

別のプラグインを表示するには、三角マークをクリックしてその他の登録プラグイン(Other Registered Plugins)セクションを開きます。

関連項目