Maya ベクター レンダラを使用してオンライン配信用の SWF ファイルや SVG ファイルを作成する場合、必要に応じてシーンを変更し、Maya Vector レンダー設定(Render Settings)を調整して、画質とファイル サイズとのバランスが最適になる設定を探してください。複雑なシーンがある場合や、Maya Vector レンダー設定の設定内容によっては、オンライン配信に適さない非常に大規模な SWF ファイルまたは SVG ファイルが生成される可能性があります。
Maya ベクター レンダラを使用して、CD-ROM、DVD、ネットワーク配信するための SWF ファイルや SVG ファイルを作成する場合、または AI、EPS、ビットマップ イメージを作成する場合は、ファイル サイズを気にする必要はありません。
作業の最初に次のガイドラインを使用すると、レンダーする SWF ファイルおよび SVG ファイルのサイズを縮小するのに役立ちます。さまざまなオプションがファイル サイズに与える影響の詳細については、レンダー設定(Render Settings):Maya ベクター(Maya Vector)タブを参照してください。
次のいずれかを実行します。
- シーンをできるだけ簡素にします。シーンのあまり重要でない要素は、除去することを検討してください。ポリゴン サーフェスとサブディビジョン サーフェスの三角形の数を減らします。NURBS サーフェスのテッセレーション レベルを落します。
- アニメーションのフレーム数(Number of Frames)を減らします。
- アニメーションのフレーム レート(Frame Rate)を減らします。
- シーンのオブジェクトに基づいて適切な塗り潰しスタイルを選択します。オブジェクトのタイプによっては、同等の精度でもファイル サイズが異なる塗り潰しスタイルがあります。通常、大きなファイルを作成するときには、フル カラー(Full Color)やメッシュ グラディエント(Mesh Gradient)の使用は避けてください。
- 塗り潰しとエッジの統合(Combine Fills and Edges)をオンにします(SWF のみ)。
- カーブ許容値(Curve Tolerance)の値を大きくします。
- SVG アニメーション(Svg Animation)を HTML スクリプト(HTML Script)に設定します(SVG のみ)。
- 圧縮(Compress)をオンにします(SVG のみ)。
- 詳細レベル(Detail Level)の値を下げます。
- エッジ スタイル(Edge Style)をメッシュ全体(Entire Mesh)ではなく、アウトライン(Outline)に設定します (エッジのディテールを得るには、エッジの詳細(Edge Detail)をオンに設定する)。
- 非表示エッジ(Hidden Edges)をオフにします。
- バック フェースの表示(Show Back Faces)をオフにします。サーフェスがカメラと逆方向を向いているためレンダーが行われない場合は、手動でサーフェスの法線を反転させます。