Alembic キャッシュ

Maya の Alembic キャッシュを使用すると、制作パイプラインのさまざまな段階間でアセットを転送することができます。Alembic キャッシュ ファイルの内容は Maya ジオメトリとして評価され、ポリゴン、NURBS、サブディビジョン サーフェスなどの編集ツールを使用して変更できます。

Maya で Alembic キャッシュを読み込むとき(パイプライン キャッシュ > Alembic キャッシュ > Alembic の読み込み(Pipeline Cache > Alembic Cache > Alembic Import))または開くとき(パイプライン キャッシュ > Alembic キャッシュ > Alembic を開く(Pipeline Cache > Alembic Cache > Open Alembic))、ファイル内のオブジェクト階層は維持されます。Alembic キャッシュにはシェーディング情報が含まれず、シーン ビューでは既定のシェーディングが使用されます。Alembic ファイルをロードした後、Maya ジオメトリと同じマテリアルとワークフローを使用して、オブジェクトにシェーダを割り当てることができます。

ソース ジオメトリのシェーディング情報を使用して Alembic ファイルをマージできるように書き出しと読み込みのオプションを指定することができます。「Alembic キャッシュと Maya オブジェクトをマージする」を参照してください。シェーディングされた Alembic オブジェクトは、Maya ソフトウェア レンダラまたは mental ray レンダラでレンダーできます。

Alembic の書き出しと読み込みのオプション

Alembic の書き出し(パイプライン キャッシュ > Alembic キャッシュ > 書き出し(Pipeline Cache > Alembic Cache > Export))オプションを指定して、次の操作を実行できます。

Alembic キャッシュを作成する」を参照してください。

Alembic の読み込み(パイプライン キャッシュ > Alembic キャッシュ > Alembic の読み込み(Pipeline Cache > Alembic Cache > Alembic Import))オプションを指定して、次の操作を実行できます。

開くコマンドを使用するときは、Alembic の読み込みオプションを使用することはできません。「Alembic キャッシュ ファイルを読み込む」を参照してください。

Alembic キャッシュ プラグイン

Maya のオブジェクトやシーンを Alembic キャッシュとして保存およびロードするには、AbcImport.mll および AbcExport.mll プラグインをロードします。プラグインをロードするには、プラグイン マネージャ(Plug-in Manager) (ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プラグイン マネージャ(Window > Settings/Preferences > Plug-in Manager))を開きます。詳細については、Maya プラグインをロード/アンロードするを参照してください。