単純なベイク処理は簡単に実行できますが、ゲーム開発者など、複雑なベイク処理オプションなど柔軟性を必要とする場合、ベイク セットは非常に便利です。
ベイク セットは Maya のセットのタイプです。ベイク セットは、ポリゴン オブジェクトまたは NURBS オブジェクトの集まりのパラメータを定義します。Maya シーンでは、複数のベイク セットを使用してベイク処理の結果を変更することができます。Maya には、2 つのタイプのベイク セットがあります。頂点ベイク セット(頂点ベイク セット(Vertex Bake Set)を参照)にはポリゴン オブジェクトが含まれ、テクスチャ ベイク セット(テクスチャ ベイク セット(Texture Bake Set)を参照)には NURBS オブジェクトまたはポリゴン オブジェクトが含まれます。ベイク セットのタイプによって、使用可能なパラメータが決まります。
ベイク セットで、次のことが可能になります。
たとえば、異なる UV 範囲または出力解像度でオブジェクトをテクスチャ ベイク処理したり、異なるカラー ブレンディングまたはクランプでオブジェクトを頂点ベイク処理したりすることができます。
既定の設定でオブジェクトをベイク処理すると、シーン内のオブジェクトは(ベイク処理の対象に応じて)初期頂点ベイク セットまたは初期テクスチャ ベイク セットに自動的に割り当てられます。初期ベイク セットを使用することで、新しいベイク セットを設定することなく同じ設定のオブジェクトをベイク処理できます。
異なる設定のオブジェクトをベイク処理する場合、ベイク セットを作成し、それらにオブジェクトを割り当てます。割り当てられたオブジェクトは(既定の初期ベイク セット、テクスチャ ベイク セット、または頂点ベイク セットのいずれかの)割り当てられたベイク セットのアトリビュートに応じてベイク処理されます。
通常、初期ベイク セットのアトリビュートを変更する必要はありませんが、既定の設定を変更する必要がある場合は、ベイク セットのアトリビュートを調整するを参照してください。