ノードの動作を調整するには、ノードを選択し、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のノードの動作(Node Behavior)セクションを展開します。
キャッシング(Caching)をオンに設定すると、入力ノードの評価情報が一時的にキャッシュに保存されます。(ノードへの入力として)これらの評価情報が必要になると、入力ノードが再評価されるのではなく、キャッシュ内に保存された情報が利用されます。ノードが変更されていない場合は、再レンダーの速度が向上します。アトリビュートを編集すると、キャッシュは破棄されます。キャッシュを行うと多くのメモリが使用されるため、Maya のパフォーマンスが低下する可能性があることに注意してください。
ノードの状態を変更すると、パフォーマンスが向上する場合があります。ノードの状態には次の 6 種類があります。
定義されたエフェクトと設定に基づき、ノードを普通に動作させます。これが既定の設定です。
ノードに対するエフェクトを無効にして、再レンダー時の計算量を減らします。ノード状態(Node State)を通常(Normal)に戻さない限り、エフェクトはレンダーされません。ノードのヒストリは評価されますが、ノード自体は評価されません。
たとえば、クラスタを変換してジオメトリを変形する場合に、クラスタ ノードのノード状態をエフェクトなしに設定すると、変換が行われなかった場合と同様に、ジオメトリの外観は変わりません。エフェクトを表示するには、ノード状態を通常(Normal)に戻す必要があります。
ノードを一時的に非表示にして、ノードへの入力情報(入力ノードの評価情報)を表示しないようにします。これによって、再レンダーが高速化されます。また、複雑なシーン内でノードの特定のアトリビュートだけを編集する場合も、このオプションが効果的です。ブロックされたノードはレンダーされません。
たとえば、複雑な回転サーフェス上でカーブを編集する場合に、カーブの再レンダー時間を短縮する場合は、ノード状態をブロッキングに設定してからカーブを編集します。更新された状態の回転サーフェスを表示する場合は、ノード状態を通常に戻します。