エッジ リングは、複数のポリゴン エッジを共有するフェースによって連続して繋がったパスです。エッジ ループは、複数のポリゴン エッジを共有する頂点によって連続して繋がったパスです。エッジ リングとエッジ ループを選択すると、各エッジを個別に選択しなくても、ポリゴン メッシュの複数のエッジを選択することができます。詳細については、「エッジ リングを選択する」および「エッジループを選択する」を参照してください。
さまざまな基準がエッジ ループとエッジ リングの選択に使用されます。この基準は、エッジループのオフセットツール(Offset Edge Loop Tool)とエッジループの挿入ツール(Insert Edge Loop Tool)によっても使用されます。これらの基準を理解しておくと、期待どおりにエッジの選択が行われない場合のトラブルシューティングに役立ちます。
Maya では、エッジ リングは次の基準を満たす必要があります。
ダブルクリックしてメッシュ上のエッジ リング(パス)を選択すると、メッシュの同一輪郭線に沿って、最初に選択したエッジの両側のすべての隣接したエッジも選択されます。エッジの選択は、共有フェース上の対応するエッジが見つからない場合、またはメッシュの終わりに達した場合に停止します。
Maya では、エッジ ループは次の基準を満たす必要があります。
ダブルクリック選択を実行した後、予測に反して選択したエッジの 2 つのパスが存在する場合は、通常、4 辺ポリゴンの 1 つまたは複数のフェースが斜めになっていることを示します。このため、エッジ選択を続行すると方向が変わります。この 1 つの例として、単一のメッシュ上に 2 つのロケータ ラインが表示されるケースがあります。これは、ポリゴン メッシュのエッジ選択が U 型の選択になったことを示します(下図を参照)。