Bullet 物理シミュレーション プラグイン

Bullet 物理ライブラリから構築された Maya Bullet プラグインにより、Bullet 物理エンジンを使用して、大規模かつ高度にリアルなダイナミック シミュレーションとキネマティクス シミュレーションを作成できます。Bullet シミュレーションには、ソフト ボディ オブジェクトとリジッド ボディ オブジェクトの操作だけでなく、コンストレイントされた衝突オブジェクトの操作も含めることができます。これらはすべて、Maya 内の単一のダイナミック システムに含まれます。

Bullet は、Maya とともに自動的にインストールされます。

Bullet プラグインをロードすると、Maya シーンのシミュレーションを作成したり、それらをネイティブの .bullet ファイル フォーマットに書き出すことができます。シーンまたはオブジェクトを Bullet フォーマットに書き出すには、選択項目の書き出しオプション(Export Selection Options)ウィンドウおよびすべて書き出しオプション(Export All Options)ウィンドウのファイル タイプ(File type)リストから bullet を選択します。

Bullet には Bullet バージョン 2.8.1 が組み込まれています。CPU および GPU シミュレーションのアクセラレーションを最大限に活用するには、ご利用のシステムのグラフィックスが OpenCL (Open Computing Language)をサポートしている必要があります。
注: Macintosh OSX では、引き続き Bullet バージョン 2.8.0 が使用されます。

Bullet プラグインのロードについては、「Bullet プラグインをロードする」を参照してください。

Bullet Physics の詳細については、http://www.bulletphysics.org を参照してください。

Bullet ソルバ

Bullet ソルバは、すべてのダイナミック シミュレーションで中心となるオブジェクトです。このソルバは、オブジェクトの現在の状態を使用して次の状態を計算する反復時間ステップを使用して、シミュレーションの物理を計算します。

一般的な Bullet シミュレーションを設定するには、リジッド ボディとソフト ボディを作成し、それらのアトリビュートを調整し、オブジェクト間の必要なコンストレイントを追加して、シミュレーションを再生します。ソルバは、これらの設定およびリレーションシップに基づいて、シミュレーションで一度に 1 フレーム進めながら、シーンを更新します。

ソルバ プロパティについては、「ソルバ ノード」を参照してください。