ビデオを読み込むときに、適用されているガンマを除去するのに gamma/ フォルダのトランスフォームを使用することができます。出力されるカラー値はリニアになりますが、出力参照のままであるため、シーン参照のリニア イメージと結合しないでください。
デジタル ビデオ標準では整数ピクセル エンコーディングを使用し、通常は、基準の黒レベルと白レベルを定義するため、これらのレベルを超える値の場合は上部余白と下部余白が残り、削除されません。たとえば、SMPTE の 10 ビット デジタル ビデオでは、基準の黒は 64、基準の白は 940 に配置されています。放送局には、多くの場合は、放送局に提供されるコンテンツはこれらの "法的な " 制限を超えてはならないという要件があります。(正確な "法的な" 定義は、ビデオ フォーマットや放送局によって異なることに注意してください。)
整数ピクセル エンコーディングを使用するソフトウェア アプリケーションは、多くの場合は、整数で許容される最小値と最大値に黒と白を配置する(たとえば、10 ビットの場合は、黒が 0、白が 1023)異なる規則に準拠しています。
ビデオ エンコーディングとコンピュータ エンコーディング間を変換するときには、上部余白と下部余白を維持するかどうか(黒と白がコンピュータで期待されている値ではない場合)、つまり上部余白と下部余白を削除してビデオの基準の黒と基準の白をコンピュータの黒と白にマップするかどうかを決める必要があります。
通常は、この選択は、ビデオの I/O 処理の一部として行われ、ビデオ ハードウェアで適用されます。しかし、ワークフローの任意の場所で変換できるように、使用できるカラー変換があると便利な場合があります。
levels/ フォルダの full-range_to_legal_10bit トランスフォームは、コンピュータのカラー値(0 ~ 1023)が SMPTE の放送用ビデオの範囲内(64 ~ 940)におさまるように、コンピュータのカラー値をスケール、オフセット、クランプします。legal-range_to_full_10bit トランスフォームはこの操作を反転します。