32 ビット浮動小数点 HDR イメージをレンダー ビュー(Render View)に表示してカラー管理(Color Management)オプションを使用すると、イメージ ファイルに関連付けられたカラー プロファイルと表示出力をコントロールできます。また、レンダー ビュー(Render View)ウィンドウでカラー グレーディングとプレビューを適用して、カスタム キャリブレーション ファイルを指定することもできます。
さらに、イメージのガンマと露光を調整することができます。これにより、HDR イメージの明る過ぎる領域や暗過ぎる領域の細部を表示できます。
レンダー ビューで HDRI にカラー管理を使用する
- レンダー ビュー(Render View)ウィンドウでディスプレイ > カラー管理...(Display > Color Management...)を選択します。viewColorManager アトリビュート エディタ(Attribute Editor)が表示されます。
- イメージのカラー プロファイル(Image Color Profile)と表示のカラー プロファイル(Display Color Profile)のドロップダウン メニューを使用して、イメージ ソースと出力表示のカラー プロファイルを選択します。
- LUT ファイル(LUT file)アトリビュートで、カスタム キャリブレーション ファイルまたはカラー変換ファイルを指定します。このアトリビュートを使用して、カラー グレーディング エフェクトを適用することもできます。
- レンダー ビュー(Render View)で露光(Exposure)およびガンマ(Gamma)コントロールを微調整し、ハイライトとシャドウでディテールを表示します。詳細については、「レンダー ビュー(Render View)ツール バー」を参照してください。
ヒント: Maya version 2015 では、
レンダー ビュー(Render View)ウィンドウから直接、
.exr イメージを保存することはできませんが、
レンダー設定(Render Settings)ウィンドウの
共通(Common)タブでイメージ フォーマットとして
.exr を選択し、
レンダー ビュー(Render View)で
をクリックすることで可能です。
images ディレクトリに
tmp フォルダが作成され、そこに
<filename>.exr が保存されます。
カラー管理で LUT ファイルを使用する
表示のカラー プロファイル(Display Color Profile)アトリビュートによって、LUT ファイルへの入力が決まります。ほとんどの LUT ファイルでは、一次入力または対数入力が可能です。 表示のカラー プロファイル(Display Color Profile)を Cineon ログ(Cineon log)に設定して LUT ファイルで対数入力ができるようにします。