Linux で既定のオーディオ設定を使用することもできますが、上級ユーザであれば、その他の設定をいくつか試してみると良いでしょう。
Linux でオーディオ設定を行うために、Maya にはテンプレート構成ファイルやテスト アプリケーションが備えられています。テンプレート ファイルのオーディオ設定を微調整し、テスト アプリケーションを使用してサウンドを再生すると、そのオーディオ設定が適切に機能するかどうかを判断できます。
alsoftrc.sample テンプレート構成ファイルは、上級ユーザ向けのファイルです。 (Maya がインストールされている /bin サブディレクトリで、このファイルを特定します。 既定では、/usr/autodesk/maya2015-x64/bin/ です。) このファイルでは、各種の OpenAL パラメータを設定してオーディオ構成を微調整する方法について説明しています。 このテンプレート ファイルを使用する場合は、~/.alsoftrc にコピーしてください。
テンプレート構成ファイルを修正した場合は、runTime/bin/testMayaAudio テスト アプリケーションを実行してサウンド ファイルのシーケンスを再生してみることができます。このテスト アプリケーションは、Maya とまったく同じライブラリで設定されています。 このテスト アプリケーションで問題なくサウンドを再生できた場合、そのオーディオ構成は Maya でも機能します。
このアプリケーションを実行すると、以下のような出力が得られます。
testMayaAudio: audio library (MAYA_AUDIO_LIBRARY) 2 OpenAL testMayaAudio: media_path /Volumes/Emerald/aw/main/build/optim/runTime/Maya.app/Contents/bin/media/ testMayaAudio: OpenAL audio device (MAYA_AUDIO_OPENAL_DEVICE) Not defined testMayaAudio: Starting sound playback