全方向またはディレクショナル ポイント エミッタのパーティクル、CV、頂点、エディット ポイント、またはラティス ポイントに対してそれぞれ異なる放出レートを使用することができます。たとえば、円上のエディット ポイントからリング状に火を放出する設定で、自然な火に見えるように不規則性を強調するためにそれぞれのポイントでの放出に変化を付けることができます。エミッタ タイプがサーフェスまたはカーブであるエミッタは、ポイントごとに放出を変更することはできません。
ヒント: パーティクル オブジェクトからパーティクルを放出する場合、エクスプレッションまたは MEL コマンドを使用して、パーティクルを放出するすべてのパーティクルの ID を取得することができます。この ID を使用すると、放出する側のオブジェクトのアトリビュート値、たとえば、加速度、速度、finalLifespanPP などを取得できます。これを行うには、放出されたパーティクルのシェイプ ノードに parentId アトリビュートを追加する必要があります。
放出されるパーティクルを MEL の emit コマンドを使用して作成すると、それらのパーティクルの parentId アトリビュートは常に 0 になります。
パーティクルからの放出を変化させるには
- 放出を行うパーティクル オブジェクトを作成して選択します。
- パーティクル > ポイントごとの放出率(Particles > Per-Point Emission Rates)を選択します。
これにより、放出を行うパーティクル オブジェクトについて、emitterRatePP という名前のアトリビュートが作成されます。このアトリビュートを使用すると、パーティクル単位で放出レートを指定することができます。
- アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で、パーティクル単位(配列)アトリビュート(Per Particle (Array) Attributes)セクションを開きます。
- emitterNameRatePP への接続を切断することなく emitterNameRatePP フィールドを右クリックし、希望する方法を選択してその値を設定します。詳細については、パーティクル単位でアトリビュートを設定するを参照してください。
エミッタのポイントごとのレートを使用(Use Per-Point Rate)アトリビュートをオンまたはオフに設定すると、ポイントごとの放出率(Per-Point Emission Rates)を切り替えることができます。アウトライナ(Outliner)では、エミッタは放出を行うオブジェクトの下に下層表示されます。
NURBS またはポリゴン ポイント エミッタからの放出を変化させるには
- ジオメトリのモデリングを終了させてから、ポイント エミッタを追加します。
- 放出を行うジオメトリを選択します。
- パーティクル > ポイントごとの放出率(Particles > Per-Point Emission Rates)を選択します。
- 放出を行うオブジェクトのシェイプ ノードを選択します。
- アトリビュート エディタ(Attribute Editor)の追加のアトリビュート(Extra Attributes)セクションで、emitterNameRatePP セクションを開きます。
emitterNameRatePP のアトリビュートの場合は、CV、頂点、エディット ポイント、またはラティス ポイントに対応する、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)のフィールドに値を入力します。どのフィールドがポイントに対応するかを調べるには、ボックスに大きな値を入力してみます。個々の放出レートの設定には、エクスプレッション、ランプ、またはアーティザンを使用することができます。
注: ポイントごとの放出率(Per-Point Emission Rates)を追加して調整した後で、CV、頂点、またはエディット ポイントを追加した場合は、ポイントごとの放出率を再び選択して、
emitterNameRatePP について追加のエントリを行えます。ただし、アトリビュート エディタの
emitterNameRatePP の各エントリは、頂点、またはエディット ポイントの同じ識別子とは一致しなくなります。
emitterNameRatePP の各エントリを修正する必要があります。
CV、頂点、またはエディット ポイントを削除した場合には、エミッタを削除してから新しいエミッタを作成し、再びポイントごとの放出率(Per-Point Emission Rates)を選択してください。