ペイント エフェクト(Paint Effects)のワイヤフレーム モードでは、ストロークがワイヤフレームとして表示されます。ストロークの表示精度を変更すると、ワイヤフレーム表示でのストロークの外観をレンダリング後のストロークの外観にどの程度近づけるかを制御することができます。表示精度は 0～100% の範囲で設定できます。既定値は 100% です。表示精度を下げるほど、Maya の実行速度は上がります。
表示精度を低くした場合に、滑らかさにどのように影響があるかを制御することができます。ワイヤフレーム モードでの表示精度を 100% 未満に設定する(ワイヤフレーム表示を簡略化する)ときは、その方式として、成長の各ステップで新たに作成されるチューブの数を減らすか、チューブのセグメントの数を減らすか、あるいはそれら両方を減らすかを選択することができます。既定では、各ステップでのチューブ数とチューブのセグメント数の両方が減少します。
たとえば、ストロークで木をペイントする場合、各ステップでのチューブ数を減らすとパスに沿った木の数が減少し、チューブのセグメント数を減らすと個々の木が粗くなり、チューブ数とセグメント数の両方を減らすと木の数が減少するとともに個々の木が粗くなります。
既存のストロークの表示精度を変更するには
- チューブ付きストロークを選択します。
- (オプション)ストロークのブラシ(Brush)ノードのチューブ > 作成(Tubes > Creation)セクションで、ストロークのワイヤフレーム表示を簡略化する方式を選択します。既定値はチューブとセグメント(Tubes and Segments)です。詳細については、簡略化方法(Simplify Method)を参照してください。
- 次のいずれかを実行します。
- チャネル ボックス(Channel Box)でストロークのシェイプ ノードをクリックして、表示の割合(Display Percent)を変更します。
- アトリビュート エディタ(Attribute Editor)で strokeShape タブをクリックして、表示精度(Display Quality)を変更します。
- ディスプレイ > レンダリング > ストロークの表示精度(Display > Rendering > Stroke Display Quality)を選択して表示の割合を指定するか、カスタム(Custom)を選択します。
次のストロークの表示精度を変更するには
- ペイント エフェクト > ペイント エフェクト ツール(Paint Effects > Paint Effects Tool) >
を選択します。ツール設定(Tool Settings)ウィンドウが表示されます。 - 表示精度(Display Quality)フィールドで表示精度を設定します。これ以降にペイントするストロークは新しい表示精度で表示されます。