mental ray for Maya では、一般的な mental ray ライト リンクを使用します。シェーダが独自のライト リンクを処理する必要がありません。すべての Maya リンク情報は mental ray コアによって自動的に処理され、シェーダは関連するライト情報を自動的に受け取ります。
Maya が提供するすべての mental ray シェーダは、この機能で自動的に処理されるように設定されています。ライト リンク モードはプリセットされています。
さらに、この機能により、カスタム mental ray シェーダの統合ワークフローが簡略化されました。以前は、Maya ライト リンクを使用するには、シェーダに専用のコードが必要でした。このコードを除去できるようになったため、安全性が向上します。詳細については、Maya2015/mentalray/devkit/docs/writingShaders にあるサンプルと readme.txt を参照してください。
すべての mental ray シェーダで、4 つのライト リンク モードからいずれかを選択できます。このモードは、mental ray シェーダ ノードの Light Linking セクションで設定できます。
ライト パラメータを使用するイルミネーション。ライトが指定されていない場合は、インスタンス ライト リストが使用されます。インスタンス ライト リストが指定されていない場合は、シーンのすべてのライトが使用されます。
包含モードで指定したライトを使用するイルミネーション。すなわち、ライト インスタンスのグループのインスタンスが、グループのすべてのライト インスタンスに評価されます。
排他モードで指定したライトを使用するイルミネーション。すなわち、指定したライト以外のすべてのライトを使用します。
インスタンス ライト リストを使用します。インスタンス ライト リストが指定されていない場合は、シーンのすべてのライト インスタンスが使用されます。これが既定の設定です。