このノードでは、同じタイプの複数の nCache をブレンドできます。たとえば、cacheBlend ノードを使用して、2 つの nClothShapeCache ノードまたは fluidShapeCache ノードをブレンドできます。nucleus オブジェクトまたは流体エフェクトに複数の有効な nCache が存在する場合は cacheBlend が自動的に作成されシーンに追加されます。cacheBlend を参照してください。
入力ウェイト(Input Weights)値は、nCache ノードのシミュレーションへの影響の度合いを増減できます。また、これらのシミュレーションのブレンド方法も指定できます。
nCache が時間上オーバーラップする場合は、入力ウェイト(Input Weight)の値によって、再生中に nucleus オブジェクトや流体エフェクトが使用する各 nCache のシミュレーションのパーセンテージが決まります。nCache ノードのウェイトが 1.0 の場合は、現在選択されている nCache とその他のキャッシュがブレンドされ、再生時にシミュレーションに完全に作用します。nCache ノードのウェイトが 0.0 の場合は、現在選択されているオブジェクトの他のキャッシュとブレンドされず、再生時にシミュレーションにまったく作用しません。nCache ノードのウェイトをアニメートして、ブレンドされるシミュレーション間のトランジションをスムーズにすることができます。
またオーバーラップしているキャッシュのウェイトが同じ場合はnCache ウェイトが正規化され、再生時にブレンド領域のシミュレーションでキャッシュが等しく使用されます。
nCache ブレンドの詳細については、nCache のウェイト付けをアトリビュート エディタ(Attribute Editor)からブレンドして設定すると nCache クリップをブレンドするを参照してください。